“頼れる座長”大泉洋の美談をゴリが語るも……
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ある日、自称“ススキノのプライベートアイ”こと探偵(大泉洋)と、相変わらず相棒の高田(松田龍平)が行きつけのショーパブ「トムボーイズ・パーティー」の従業員のマサコちゃんが、無残な撲殺死体が発見された。すぐに犯人が挙げられると思いきや、3か月経っても警察の捜査は進まない。大事な友人だったマサコちゃんの死の真相を暴こうと、高田と共に動き始める探偵を、明らかに不審な変装をした女・弓子(尾野真千子)が尾行し始める…。
本作でゴリさんが演じたのは、ショーパブ「トムボーイズ・パーティー」で働くゲイのマサコちゃん。まさかの役どころかと思いきや、「去年はゲイの役が3回もオファーがありました。日本でどんな目で見られてるんだろうって。もうゲイの役しか来ないんじゃないかと思って、すごく怖いです」と役者としての危機感をさらけ出し、のっけから会場を沸かした。
主演の大泉さんとの共演について聞かれると、ゴリさんは「すごく気を使っていただきましたね。みんなが疲れてきたときにこそ気をつかってコミュニケーションを取って下さって、“座長”として素晴らしかったです」と持ち上げるも、橋本監督が「そうそう、新人とかアシスタントに特に気を使うんだけど、一回、真剣にカメラの調整してるアシスタントに話しかけ過ぎて『ちょっと話しかけないでもらえますか!』って言われちゃって、待機するバスの中ですごい凹んでた(笑)」と撮影秘話を語り、折角の“頼れる大泉洋”像が台無しに。
さらに、撮影時の思い出に話が及ぶと、大泉さんの無念を晴らすため(?)か、ゴリさんはそんな橋本監督のドSぶりを暴露。「クランクインの時点ですでにおかしかったんですよ。最初の撮影が棺桶のシーンだったんですけど、棺桶に入ってる状態で『ゴリさんで~す』って紹介されて、『え~!』ってなりましたよ」、「今回はゲイの役作りのために、全身の体毛を剃ったんですね。毛深いことをネタにしてたりすんで、僕にとっては商売道具で、嫁よりも相方よりも大事なんですよ。それを軽い調子で『剃ってきて』って監督に言われて、そこでも『え~』ってなりました」、「前作が全編北海道ロケだと聞いていたので、僕も北海道に行けるんだと思ってたら、僕だけ全シーン東京でロケでした…まだまだありますよ!」と橋本監督への怒りは尽きず、それぞれのエピソードが語られるたびに会場は爆笑に包まれていた。
『探偵はBARにいる2~ススキノ大交差点~』は5月11日(土)より全国にて公開。
「第5回沖縄国際映画祭」は3月30日(土)まで開催。
【沖縄国際映画祭】“頼れる座長”大泉洋の美談をゴリが語るも、監督が台無しに…
《text:cinemacafe.net》
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