福山雅治、主演作がカンヌ国際映画祭「コンペ部門」に出品
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学歴、仕事、家庭。自分の能力で全てを手に入れ、自分は人生の“勝ち組”だと信じて疑っていなかった良多(福山雅治)。ある日病院からの連絡で、6年間育てた息子が病院内で取り違えられたまったくの赤の他人の子どもだったことが判明する…愛や絆、家族とは何かを問う感動作だ。
今回、福山さんにとっては俳優としては初の栄誉、そして本作の監督を務めた是枝裕和監督にとっては『誰も知らない』('04)以来9年振り、3度目のコンペティション部門への出品となった。
福山さんは今回の朗報に、「国際映画祭といった大舞台に、いままで参加させていただいた経験が無かったので、今回のお話は聞けば聞くほど凄いことすぎまして。情けないことに、自分という人間はキャパシティーを越えたことが、起こると逆にピンとこないものなんだなと、妙な実感をしております(笑)。とは言え、心から嬉しく光栄に思っております。映画祭のタイミングはちょうど連続ドラマの撮影中です。ですが俳優人生においてこんな大舞台に行ける機会は二度とないかもしれない、という思いで何とか調整して晴れの舞台に立ってみたいです」とコメントを寄せている。
さらに、是枝監督からも「カンヌ映画祭のコンペティション部門という最高の舞台で『そして父になる』のワールドプレミアを行えるのは本当に嬉しいですし、光栄に思います。選んでいただいた映画祭関係者のみなさまに感謝します。産まれたばかりのこの映画がどんな風にあの場所で受け止められるのか? カンヌを出発点にどこまで遠く世界を旅できるのか? いまは期待と不安と半々ですが、福山さん初め、スタッフキャストと一緒にその一歩目をきちんと見届けて来たいと思います」と意気込みが伝わるコメントが到着した。
福山さんが初めて父親役を演じることで、ファンを始め話題となっている本作。さらに、良多の妻役には尾野真千子、もう1組の夫婦役にはNHK大河ドラマ「龍馬伝」で福山さんと夫婦役を演じた真木よう子と、プライベートでも親交の深いリリー・フランキーと豪華なキャスト陣が名を連ねている。
本年度の審査委員長をハリウッドの巨匠スティーヴン・スピルーバーグが務めることで、大きな話題を呼ぶ今年のカンヌ映画祭。今年はドラマ「ガリレオ(第2期)」も始まり、同シリーズの劇場版作品『真夏の方程式』の公開も控えている福山さんの主演作の出品とあって、日本では例年以上の盛り上がりになることは間違いなさそうだ。
第66回カンヌ国際映画祭は5月15日~26日(現地時間)にて開催。
福山雅治、主演作がカンヌ国際映画祭「コンペ部門」に出品決定も「逆にピンとこない」
《text:cinemacafe.net》
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