相次ぐアニメ実写化、原作ファンは複雑……人気ラノベ「僕は友達が少ない」も実写映画化か?
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「20世紀少年」「GANTZ」「宇宙兄弟」「るろうに剣心」「テルマエ・ロマエ」などなど、この数年でマンガやアニメが実写映画化された例には事欠かない。この先に公開予定の映画では、水嶋ヒロ主演の「黒執事」や、松坂桃李主演の「ガッチャマン」、佐藤健主演の「カノジョは嘘を愛しすぎてる」など、続々と控えている状況だ。また、つい先日には「魔女の宅急便」の実写映画化が決定。これは角野栄子の同名児童書を原作に実写化されるものでアニメ作品の実写映画化ではないが、スタジオジブリのアニメ作品として有名な同作だけに、やはりネット上では動揺するファンの声が多数見受けられた。Yahoo!が実施した「『魔女の宅急便』の実写化を望む?」との意識調査でも、総投票数5万7960票中、「望まない」が4万7390票(81.8%)という圧倒的な結果となった。
もちろん、公開された後に高評価を得る作品も少なからず存在する。ただ、やはり映画化決定の発表時点では原作ファンに否定的に受け取られることが多いのが現状だ。
そんな中、今度は「はがない」の愛称で知られ、アニメ化もされている平坂読原作の人気ライトノベル「僕は友達が少ない」(メディアファクトリー)が実写映画化されるとのウワサがネット上に出回っている。1日20時現在までに公式な発表はまだないため真偽は不明だが、龍谷大学が先月25日に公式Facebook上で同作品のエキストラを募集したことで広まると、ネット上ではこれまでと同様に驚きの声が多数あがった。アニメファンとしても知られる“はるかぜちゃん”こと女優・タレントの春名風花もこの件に反応し、Twitter上で「え(ω)はがないも実写化するんですか?」「えええーーーーー(ω)実写化されすぎだぬ・・・」と、複雑な心境を吐露した。
もともと「3次元」に否定的な考えを持つ人が多いマンガ・アニメなどの2次元作品ファンにとって、実写化というだけで拒否反応を示す人は少なくない。ネット上の声を拾ってみると、原作の登場キャラクターとはイメージの異なる芸能人がキャスティングされることにも大きな違和感を感じているようだ。
公開前からある程度のバッシングを受けるのは“宿命”ともいえるマンガ・アニメの実写映画化作品。製作が決定した以上は、原作ファンの高いハードルを超える作品作りが求められている。
《花》
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