NHKと三菱電機、8K対応のHEVC符号化装置を開発……AVC、MPEG-2の後継
ブロードバンド
テクノロジー
注目記事
-
瑞原明奈選手や伊達朱里紗選手がアクリルスタンドプレゼント(PR))
-
NHK、8K「スーパーハイビジョン」によるドラマを世界で初めて制作……カンヌ映画祭で上映
-
NHK、東京ガールズコレクションを520インチ巨大スクリーンでスーパーハイビジョン生中継

HEVCは、今年、「MPEG-H HEVC/H.265」として国際標準化される最新の映像符号化方式。既存の符号化方式であるAVC(MPEG-4AVC/H.264)の約2倍、現行のデジタルハイビジョン放送で使用されているMPEG-2の約4倍の圧縮効率を実現している。
今回、大容量のスーパーハイビジョン映像を横方向の短冊状(水平7680x垂直256)に17分割し、それぞれの領域での符号化処理を並列化することにより、リアルタイムで符号化することを可能とした。分割した領域のつなぎ目は画質劣化する問題があったが、移動する物体の速さや方向などの動き情報を、複数の領域間で共有することで抑制した。
この研究成果は、5月30日~6月2日に開催される NHK放送技術研究所の一般公開「技研公開2013」に展示される。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/