錦織が自身初の全仏3回戦進出、日本男子では39年ぶり
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テニスの4大大会(グランドスラム)第2戦となる全仏オープンが、26日からパリ・ローランギャロスで行われている。第13シードに入った錦織圭は、1回戦で世界ランク89位のジェシー・レビンと対戦。セットカウント3-0で危なげなく退けると、2回戦は初対戦となるG・ゼミヤとのカードとなった。雨による2度の中断があるなど集中力を保つのが難しいゲームだったが、6-1、5-7、6-1、6-4と1セット落としたものの見事勝利。日本男子では1974年の坂井利郎以来となる3回戦へ駒を進めた。
現在、自身最高位となる世界ランク15位の錦織。今年最初のグランドスラムである全豪オープンではベスト16入りし、2月のアメリカ国際インドアテニス選手権では自身3度目となるATPツアー優勝を果たした。先日もマドリッド・オープンで、元世界ランク1位のロジャー・フェデラーに勝利。“史上最高のテニスプレーヤー”ともいわれるフェデラーに勝ったことは大きな話題となった。全仏での3回戦進出は自身初。もしこれを突破すれば、4回戦で同大会史上最多7度の優勝を誇る“クレーキング”ラファエル・ナダルと対戦する可能性が高い。この1年で自信と手応えをつかみ、「トップ10入り」を目標に掲げるほどになった錦織がどこまで行くか。大会は折り返しを迎える。
《大木信景》
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