横浜観光に「チョイモビ」はいかが?…スマートモビリティに試乗した
ブロードバンド
テクノロジー
注目記事
-
【デスクツアー】真似したい自宅デスク環境一挙公開!
-
発売から1ヵ月のデータを分析、iPhone 5s/5c LTE対決の勝者はau
-
新しい「iPad Air」「iPad mini Retina」をハンズオン!……アップルが発表会を開催

「チョイモビ」は、横浜駅周辺、みなとみらい地区などの移動に使えるレンタルEVだ。普通免許証を持っていれば会員登録と1時間程度の講習で、誰でも利用することができる。料金は20円/分(1時間1200円)と、長時間・長距離には向かないが、買い物や仕事で市内を移動する足としてはまあまあの設定だろう。
チョイモビのサービスはすでに始まっているが、横浜市と日産自動車による実証実験をかねた試験的な運用という意味合いもあるため、来年の9月30日までのサービスを予定している。実験の結果をみて、その後の運用を決めることになるそうだ(日産自動車 ゼロエミッション企画本部 藤川氏)。
Smart City Weekでは、ホール内のコースでチョイモビの試乗ができる。試乗は先着順だが、込み合っていると空いている時間を予約する形となる。運転や操作については担当者が説明してくれるが、普通の自動車に比べて特別難しいことはない。慣れないうちは、前輪の見切りや後輪の内輪差に注意が必要なくらいだ。若干ステアリングが重く感じたので、女性などにはパワステがほしいかもしれない。
見た目は一人乗りのEVのようだが、2名乗車が可能である。そのため、モーター出力も0.6kW以上となり、原付ナンバーの「ミニカー」仕様ではなく軽自動車のナンバーを取得している。最高速度は80km/hまででるという。このスペックがあれば駅周辺や街中なら一般の車の流れを乱すことも少ないと思われる。
EVなので、ガソリンなどは気にしなくてよい。充電についても管理センターがすべての車両をモニタしており、充電が必要な車は適宜スタッフが対応する。市内に設置されるおよそ50か所のステーションの好きなところからチョイモビを借り、返却はどのステーションでもOKなのも便利だ。現在40台ほどのチョイモビが稼働しており、100台まで増やす予定だという。
10月11日からサービスを開始したばかりだそうだが、休日などは予約が埋まるほど人気(同前 藤川氏)とのことだ。会員登録や講習が必要という条件はあるが、観光客にもぜひ利用してほしいサービスではないだろうか。会員登録などはWebサイトで可能なので、出発前に済ませておくことはできるが、講習は日にちを決めて横浜の日産グローバル本社で受けなければならない。日帰りでなければ、事前の登録や予約によって観光客も利用できなくもないが、このあたりは運用を見直していけないだろうか。
特集
この記事の写真
/