仕事もプライベートも充実へ…ビジネススキルや志向性を診断[レビュー]
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一般的なビジネススクールでは、過去の事例から知識や考え方を学ぶ。しかしビジネスを取り巻く世界は日々変化しているため、ビジネス・ブレークスルー大学大学院では、現在起こっている企業課題を分析する。このことも「MBA診断」の設問に反映されている。独自の教育メソッド「RTOCS(リアル・タイム・オンライン・ケース・スタディ)」では、リアルタイムで起こっている企業課題を、経営者の視点に立って解決策を導き出す手法をトレーニングする。このようにして大前学長のコンサルタント能力を学ぶわけだ。
●モチベーションが大事
前述の調査で、スキルアップのために努力していること(セミナー、ビジネス書など)について聞いてみたところ、「特にない」が年収400万円未満の人で14.4%を占めたのに対し、1000万円以上では0.5%だ。3個以上に取り組んでいる人は、1000万円以上では7割近くいるのに対し400万円未満では4割以下。やはり努力をすれば年収は増えるのだ。
スキルアップのために努力している人はどのような人なのか、ビジネスに対する考え方や価値観などを測る志向性タイプ診断を分析すると、やはり志向性が高いほど多くの努力を行なっている。特徴的なのは、スコアが高い人ほど「社内外両方、もしくは社内」という、身近な場所に尊敬できる人がいる人が多いことだ。どうやらポイントは「モチベーションを高く保つこと」にある。
そして仕事とプライベートとのバランスに関する質問では、「仕事のほうが大事」と回答したのは400万円未満では27%と少数なのに対し、1000万円以上では45%と半数近くになる。ここまでは予想できるが、「仕事=プライベート」の回答も、1000万円以上で42%もいるのだ。平均帰宅時間や平均睡眠時間も、400万円未満と1時間程度しか変わらない。つまり限られた時間を有効に使えるビジネスパーソンが「デキル」ビジネスパーソンでなのだ。
まずは今の自身のビジネススキルと志向性タイプを診断してみよう。診断結果をもとに、仕事もできる、プライベートも大切にできるビジネスパーソンをめざそう。
《高木啓》
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