消費税アップで自動車保険を見直す……保険ランキングに見る意外なポイント
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もちろん掛け捨てであっても、上記のようにいざというときの安心やリスクを転嫁できる対価としては、おおむね妥当なものだから保険契約が成立しているわけだが、やはり安いに越したことはない。これが多くの人の本音だろう。とくにこの4月には消費税が8%にアップされる。経済界はアベノミクスに浮かれているようだが、一般消費者にとってはその実感を感じているのかさえ覚束ない状況で、家計を直撃する直接税の増税だ。
新学期や新年度という節目もあり、家計の見直しを考えている人も少なくないだろう。家計の見直しといったとき定番ともいえる節約術は、電気・ガスなどの水道光熱費、食料品や日常品、あるいは住宅ローンのようなランニングコストを抑えるものと、旅行や豪華ディナー、ゴルフや高級車といった“大物狙い”の節約などがある。自動車保険は前者に含まれる節約対象だろう。
自動車保険を見直す場合、特約の条件を絞ってベースとなる掛け金を安くする方法がある。例えば、中古車は事故で全損したとしても、基本的には査定価格までしか保険金が下りないので車両保険に入らないといった選択だ。あるいは、家族以外には運転させないポリシーで運転者限定の特約にして保険料を下げるといった方法もある。しかし、あまり条件を狭めると、思わぬ事故をしたとき(事故というのはだれも思って起こさないものだ)、保険が使えないということもある。
単純に保険料の安い契約に切り替えるという方法もある。これは、ネット型、ダイレクト型などと呼ばれている保険会社の商品への切り替えが代表的な方法だ。これらの保険会社は店舗や外交員などを持たず、ネットや電話による申し込みにより安い保険を提供するというものだ。店舗維持や外交員にかかるコストがない分、同じ保障内容でも大手保険会社より安くできるという理屈だ。
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