格安/低価格SIMサービス、認知度が5割超え……シェアトップはOCN
ブロードバンド
回線・サービス
注目記事

契約回線数を回線種別に分類すると、携帯電話(3G/LTE)が730万(シェア49.3%)、BWA(WiMAXおよびAXGP)が726万(同49.1%)、PHSが24万(同1.6%)で、携帯電話カテゴリが最多となった。とくに「格安SIM」と呼ばれる、大手キャリアサービスの再販型ではない独自サービス型SIMの契約回線数が大きく伸長した。14年度以降の契約回線数および売上額は、14年度末:2,020万/5,780億円、15年度末:2,610万/6,810億円、16年度末:3,240万/7,680億円と予測された。
MVNO市場のなかでも注目を集める「低価格SIM」を含む独自サービス型SIMの回線契約数は、2013年度末時点で173万。7キャリアの回線契約数を合計したモバイル市場全体は、同じく2013年度末時点で1億5,700万となっており、独自サービス型SIMはモバイル市場全体から見ると、構成比で1.1%に留まる規模だ。ただし現在、独自サービス型SIMを提供する事業者のほとんどがNTTドコモの回線を利用しているが、今年度以降はKDDI・ソフトバンク回線を利用したサービスの増加が予想されている。
事業者シェアを見ると、1位は「OCNモバイルONE」を提供するNTTコミュニケーションズで23.7%(41万回線)。次いで、「IIJmio SIM・BIC SIM」等を提供するインターネットイニシアティブの14.5%(25万回線)、「b-mobileブランド」を提供する日本通信の10.4%(18万回線)、「BIGLOBE LTE/3G」「ほぼスマホ」を提供するビッグローブの5.2%(9万回線)となっている。
なおMM総研が実施したWebアンケート(調査期間3月20日~23日)の結果では、8,939件の有効回答中、「MVNOサービス」の認知度は、「詳細を知っている」5.5%で、「概要を知っている」6.8%、「聞いたことがある程度」12.9%で、25.2%に留まった。一方で「格安/低価格SIMサービス」の認知度も併せて聞いたところ、「詳細を知っている」との回答が8.6%で、「概要を知っている」15.8%、「聞いたことがある程度」31.4%となり、認知度は55.7%で過半数を超えた。
《冨岡晶》
特集
この記事の写真
/
関連ニュース
-
子どもを持つ家庭のスマホ・タブレット利用動向 タカラトミー調べ
ブロードバンド -
全国主要14都市のDL速度、Android・iPhoneともにソフトバンクが1位に
エンタープライズ -
3年で電波基地局数が急増、1.4~1.71GHz帯では約50倍に 総務省調査
ブロードバンド -
Androidスマホの利用時間、性・年代別では「女性10代」が月平均70時間以上で最長
エンタープライズ -
光ブロードバンド回線、2013年度は純増155.3万件で前年度並み
ブロードバンド -
歩きスマホ「法規制したほうが良い」、非ユーザーでは7割以上
エンタープライズ -
2013年度のタブレット端末出荷台数、AndroidがiPadを抜く……前年度比30.5%増の748万台
エンタープライズ -
ニールセン、デバイスの利用状況を調査する「Smartphone Analytics」開始
エンタープライズ