『切符カット』で三陸鉄道に乗れる……パッケージが切符代わり

　三陸鉄道とネスレ日本は三陸鉄道開業30周年を記念して、三陸鉄道で切符として使用できるネスレ』キットカットミニ切符カット』を16日より、全国の鉄道系コンビニエンスストア、東北地域のスーパー・コンビニエンスストア、東京タワーで発売する。

　ネスレ日本は東日本大震災からの復興支援を行なっており、2012年3月より活動している「キット、ずっとプロジェクト」では、“キット、願いかなう。”をブランドメッセージとして掲げ、「キットカット」を通して、岩手・三陸鉄道の復旧と沿線地域の復興を応援してきた。

　この度、三陸鉄道の開業30周年ならびに全線運行再開を記念し、“世界初となる切符として使える『切符カット』”を三陸鉄道と共同開発した。希望小売価格は108円。

　三陸鉄道は、2014年4月6日に全線が復旧し、震災復興の象徴的存在となった。『切符カット』は、最後の復旧区間であった北リアス線島越～田野畑間の乗車運賃に相当する190円分の乗車券として、三陸鉄道全線で使用できる。

『切符カット』
●パッケージ（外箱）を三陸鉄道の切符売場または下車時の運賃支払い時に渡すと、１つにつき運賃190円が無料になる。
●一回の乗車につき複数のパッケージ（外箱）を利用できる。
●無料相当額が区間運賃に満たない場合は、現金で差額を支払う。
●区間運賃が190円未満でも、つり銭は出ない。
●使用期間：2014年6月16日～2015年5月31日。