【CES 2015】スマートTVを支える「Opera」の技術……テレビ部門VPインタビュー
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昨今では“スマートテレビ”と呼ばれるようになった、ネットワークに接続してリッチなコンテンツが楽しめるテレビ以外にもセットトップボックス、BDプレーヤー、チップセットにOperaのブラウザが採用されている。LINUX、Androidのプラットフォームへ容易に組み込むことができるブラウザであり、コンテンツプロバイダー側の視点からは、一つのHTML5ベースのWebアプリを作り込むことでさまざまな製品に対応ができ、リッチなコンテンツを制作することに専念できるメリットが得られるとRajaram氏は説明する。
Operaのテレビ用ブラウザーには、アプリケーションプラットフォームである「Opera TV Store」も用意されている。コンテンツプロバイダーは簡便なプロセスでオリジナリティの高いコンテンツをストアのプラットフォーム上に乗せることができるだけでなく、Operaを採用するスマートテレビを使う全世界のコンシューマーにアプローチができる。そこには広告ツールによるマネタイズやトラフィック計測のソリューションも用意されており、スマートテレビを基盤としたビジネスモデルを作り上げて、発展させるというシナリオも容易に描けるのである。
「Opera SDK for TV」はAndroid TVがスタートを切る以前から既に公開されており、ストアのデザインやUIを独自にカスタマイズして提供するサービスプロバイダーもある。「カスタマーのさまざまなニーズに対して柔軟にフィットできる良さがOperaが提供するソリューションにはある」とRajaram氏が胸を張る。
今回Android TVのプラットフォーム向けに開発された「Blink」を採用するテレビ用HTMLレンダリングエンジンは、CSSやWebGLとの親和性も高く、それぞれを活用することで3Dグラフィックスを駆使したアプリやゲーム、EPG(テレビの電子番組表)などを作り込んで提供することも可能になっている。
Rajaram氏は「Operaブラウザは、これからスマートテレビ上で魅力あるコンテンツを届けたいプロバイダーに、最もシンプルで多機能なソリューションを提供することができる。多くのコンシューマーが今後、モバイルだけでなくテレビの大画面でもスマートで魅力的なコンテンツが楽しめる環境づくりにOperaは貢献していきたい」と語ってくれた。
《山本 敦》
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