【新連載・オトナのガジェット研究所】iPadを徹底活用「特選!ビジネスシーンで使えるワイヤレスキーボード」 | RBB TODAY

【新連載・オトナのガジェット研究所】iPadを徹底活用「特選!ビジネスシーンで使えるワイヤレスキーボード」

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ロジクール「Type+/iK1051シリーズ」
ロジクール「Type+/iK1051シリーズ」 全 28 枚
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 『オトナのガジェット研究所』は、ライター山本敦がいま気になる話題のモバイル&デジタルガジェットにフォーカスを当てながら、ビジネスマンを中心に“オトナの男”にグッと刺さるお役立ち情報をお届けする新連載。

 記念すべき第1回は、タブレットの王様「iPad」(アップル)を、ビジネスツールとしてより一層活用するための「便利なキーボード」をピックアップ。「ケース型」、「カバー型」、「セパレート型」といった機種の特徴に合わせて分類しながら、徹底レビューをしてみた。

■iPadはノートPCの代わりになれるか?

 外回りの多い営業系のビジネスマンにとって、軽くて高機能なモバイルPCは必携アイテムだ。フリーランスライターの筆者も生粋のノマドワーカーであり、街に出かけて原稿を書く時はノートPCを携えながらWi-Fiか電源が取れるカフェを探して潜伏している。

 最近のノートPCはずいぶん軽くて持ち運びやすくなったが、やたらと軽くて薄い最新の「iPad Air 2」に出会ってからというもの、「これをノートPCの代わりに使えないだろうか」と計画を練っていた。Webやメールをチェックするためだけでなく、テキストライティングにもiPadをメインとして活用できたら、重い荷物を持ち歩く負担が大幅に減るのではないかと……。

 ところがiPadでテキストをバリバリと入力したいなら、ソフトウェアキーボードだけでは不安が残る。そこで、Bluetooth経由でつなぐワイヤレスキーボードの出番となるのだ。

 今回は「iPad Air 2」の優れたポータビリティを活かすべく、薄くて軽いキーボードを「ケース型」「カバー型」「セパレート型」の3タイプに別けて、それぞれのメリットを探ってみることにした。

■iPad全体を保護してくれる「ケース型」

 まずはiPadの裏側まで守る「ケース型」の代表としてロジクールの「Type+/iK1051シリーズ」(税抜11,000円)を紹介する。

 フラップタイプのハードケースにBluetoothワイヤレスキーボードを一体化。英語レイアウトの78キーのほか、iPadの操作に便利なホームボタン、マルチタスクの切り替え、文字入力の切り替え等のショートカットキーを最上段の位置に揃えている。

 キーピッチのスペースを広く取っているので、9.7型と大抵のノートPCよりも小型のiPadながら、ゆったりと入力ポジションが取れる。キーストロークは公式スペックで「1.5mm」とされているが、筆者が使ってみた感触としてはペチペチとしたヤワな手応えではなく、しっかりとキーボードを“叩いた感”が得られて、とてもタイピングしやすかった。

 iPadはキーボードの本体にマグネットで固定され、背面のフラップはキーボード入力に最適な角度に折れて画面を最適な角度で支えてくれる。全体がぐらつかないのでタイピングしながらiPadの画面をタッチ操作するといったオペレーションがスムーズかつ快適にできる。テーブルがなくても膝の上に乗せたスタイルでも文字入力ができた。

 フラップの開閉に合わせて自動でiPadをウェイク/スリープする機能や、キーボードの自動オン/オフも連動。iPadの電源を切り忘れる不安もない。キーボード本体は約2.5時間でフル充電になり、1日平均2時間使って最長3ヶ月持つというタフさも、忙しくて充電を忘れがちな人にとっては心強い。

 この「Type+」を含め「ケース型」のメリットは、iPad本体の保護に加え、全体を覆ってしまうことによってアクセサリー単体としてデザインの好みで選べるところだ。そういった点も踏まえ、この「Type+」は、とにかく薄いiPad Air 2のスタイルをキープできて、見た目のデザインも落ち着いているのでビジネス用として最適だと感じた。デメリットとしては、iPad Air 2専用なので、以前のiPadでは使えないし、今後発売されるiPadのデザインが変わった時には買い直しになる点だ。

 今回紹介したロジクールの製品以外にも「ケース型」には、いろいろなメーカーが商品を投入している激戦区だ。購入時に気を配るべきポイントとしては、デザインのほかにも本体の軽さと強度のバランス、それから自分のタイピングがしやすいかといったところになるだろう。

<採点(3段階評価)>
デザイン:★★★
入力のしやすさ:★★★
携帯性:★★★
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《山本 敦》

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