ソニー、音楽でジョギングをサポートするウェアラブル端末「Smart B-Trainer」を3月に発売 | RBB TODAY

ソニー、音楽でジョギングをサポートするウェアラブル端末「Smart B-Trainer」を3月に発売

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ソニーのセンシング技術と音楽プレーヤーのノウハウを活かした「Smart B-Trainer」
ソニーのセンシング技術と音楽プレーヤーのノウハウを活かした「Smart B-Trainer」 全 10 枚
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 ソニーは12日、本体に6つのセンサーと“ウォークマン”の音楽再生機能を統合したトレーニング向けのウェアラブルデバイス「Smart B-Trainer」(SSE-BTR1)を3月7日に発売することを発表した。価格はオープンだが、27,000円前後で販売される見込み。カラーバリエーションはブルー/ブラック/ホワイト/ピンクの4色。

 本体はオーディオプレーヤーとネックバンド型イヤホンを一体化した“ウォークマン”のWシリーズに似たデザインで、16GBのメモリーを内蔵する。付属のクレードルと音楽管理アプリケーション「MediaGo」使って、PCからMP3/WMA/ATRAC/リニアPCM/ACCの各形式の音楽ファイルを転送して聴くことができる。

 ハイレゾ再生には非対応。本体はカナル型のイヤホンも一体になっていて、音楽プレーヤーを別途携帯せずに、本機だけで音楽を聴きながらランニングやウォーキングが楽しめるのが魅力。Bluetooth経由でスマホに保存した音楽をワイヤレスで飛ばして本機で再生することも可能だ。IPX5/IPX8相当の防水性能を備え、汗や雨で濡れても大丈夫なだけでなく、音楽再生機能だけならプールで泳ぎながらでも使える。

 本機の特筆すべきポイントは音楽プレーヤー機能だけでなく、Android/iOS対応のスマホアプリ「Smart B-Trainer for Running」と併用することで、本体のセンサーで計測した様々なログをBluetoothでスマホに飛ばしてモニターしたり、ジョギングやウォーキングのトレーニングをコーチしてくれる機能も統合した点にある。

 最初はスマホに「Smart B-Trainer for Running」アプリをインストールして、メニューからトレーニングのプランを選んでデバイス本体に転送する。アプリは各ストアから無料でダウンロードができ、iOS7以降/Andorid 4.1以降搭載のスマホに対応する。

 ランニング中には音楽や音声コーチでトレーニングをサポート。43gの小さな本体には心拍/GPS/加速度/ジャイロ/電子コンパス/気圧(高度算出用)の6種センサーを内蔵。心拍数/消費カロリー/距離/時間/スピード/ペース/ピッチ/歩数/ストライド/歩行ルート/高度と11種類のログが記録できる。

 トレーニング後に本体からスマホにBluetooth経由でログを転送すれば、アプリの画面上で累積記録を表示したり、ランニングのルート、距離、消費カロリーなどの概要がチェックできる。記録内容をグラフ化したり、1kmごとのラップタイムや、楽曲リストを表示することも可能だ。走ったルート上でどんな楽曲を聴いたかを後からチェックできる機能もソニーらしい。

 心拍数は右側イヤホンのイヤーチップをめくったところに配置されているセンサーで計測しているが、実際に取っているのは脈拍で、これを心拍数に置き換えて記録している。心拍数のログと連携した音楽再生付トレーニング機能については、再生される音楽のテンポに合わせて走るだけで効率的なトレーニングを促すというもの。計測されたユーザーの心拍数に合ったテンポの楽曲を、プレーヤーが自動で選曲してシャッフル再生する。本体にはリズミカルな曲からゆったりしたバラード風の曲まで30種類の楽曲をプリセット。もちろんユーザーが転送した楽曲も、「MediaGo」で曲調を自動解析してタグをつけることで、心拍数に合致したリズムやペースの楽曲を再生してくれる。

 音楽が切り替わる際には「心拍数を整えましょう」等のコーチングメッセージが流れて、フェードイン・アウトしていく。トレーニング機能をオフにして純粋に音楽プレーヤーとして楽しむこともできるが、その際はシャッフル再生ではなく、フォルダに保存された楽曲を順に再生するかたちになる。曲の再生操作は本体のボタンで行える。なお今の心拍数を知りたい場合は本体の「INFO」ボタンを押すと音声でしらせてくれる。
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《山本 敦》

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