“スピード”がすべて……「エコ・ドライブ サテライト ウエーブ F100」を使った
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前記の引用に「楽しさやワクワク感を創出」という言葉がある通り、遊び心のある機能を備えていることにも触れておきたい。まずは「ライトレベル インディケーター」と呼ばれる機能。これは文字板に差し込む光を感知して、ソーラーパネルの発電量を知ることができるというもの。「アナログ式光発電衛星電波時計 」としては世界初の装備だという。
2時位置のボタンを押すとすべての針が重なって動き、7段階で発電量を表示。12時を指せば発電なし、6時を指せば発電量が最大で充電もおこなっていることを示す。白状すると、このときのスピーディな針の動きを見るのが楽しくて、出先で環境が変わるたびにボタンを押し、日に何度も発電量チェックをしてしまった。
また衛星電波時計として世界各国のタイムゾーンに対応しているのは当然だが、F100はその数が40となっている。「あれ、そんなに数多かったっけ?」と疑問に思ったが、通常はマイナーなタイムゾーンを省略するところを、すべてをカバーすると40になるのだとか。なるほどフラッグシップなんだなあと実感する機能だ。
当然ながら海外に行かなくとも、りゅうずを回せば世界中のタイムゾーンに合わせることができる。実際に海外とメールのやりとりをする際、相手の時間を知るために重宝したのだが、ここでもスピーディな針の動きを楽しませてもらったことは言うまでもない。
◆フラッグシップの意義
実際に使用した感想は、ここまで高機能な機種としては「かなりナチュラル」というもの。ケースにチタンを採用したことで実現できた「軽さ」も、この印象に貢献している。腕時計の存在感を実感したい、誇示したいという人にとっては少々物足りないのではないだろうかと思える。しかしそういう欲望が優先事項でないのであれば、機能を洗練させ、スマートに演出したF100を選ぶ価値はあるだろう。
ところで、冒頭で「2014年のフラッグシップ」と書いた通り、F100は2015年もフラッグシップの座に居続けるとは限らない。シチズンによれば「他の新機種がフラッグシップに就く可能性もある」ということだ。
しかし一般論として、フラッグシップとは本来「旗艦」と訳されるとおり、ブランドのすべてを率いてラインナップ全体のイメージを牽引するという、重要な役割を担うものだ。それを短期間で変えるようでは、ブランドを確立することは難しい。
せっかく「商品ブランドのフラッグシップ」ではなく「シチズンのフラッグシップ」として発売したのだから、このデザインを保ちつつアップデートを続けるか、あるいは直接的な後継機種にバトンを引き継ぐような形にしてほしいと願う。
《古庄速人》
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