子どもをアクティブに育てる「アク育」、尾木ママも絶賛 | RBB TODAY

子どもをアクティブに育てる「アク育」、尾木ママも絶賛

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“アク育”の効果
“アク育”の効果 全 5 枚
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 2020年東京オリンピックをひかえ、運動したいという機運が高まる日本。一方で、子どもの運動量を欧米先進国と比較すると、日本は圧倒的に少ないという調査結果が報告されている。

 笹川スポーツ財団による2002年時点の調査では、11歳児の「活動的な身体活動」について、欧米諸国が男子で80%以上、女子でも60%を超えているのに対し、日本は男子37%、女子27%と、最低水準にとどまっていたという。しかし、子ども自身の運動欲求が低下しているわけではなく、「平成25年度東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査」によると、「運動をもっとしたいと思うか」という問いに対し、「思う」「やや思う」と答えた児童は、小学1年生男子で89.9%、6年生でも85.6%と、運動欲求は高いことが明らかとなっている。

 運動する時間や場所や機会が減っていることが、“子どもの運動不足”の理由だといえる。そこで、注目されるのが、親子で一緒にカラダを動かす「アクティブ育児」、略称「アク育」だ。あえてこどもの遊びに大人が関わり、遊びの範囲を広げ、能動的な関わりや体や手を使うという育児が、いま注目されている。

 コカ・コーラのスポーツ飲料ブランド「アクエリアス」では、同社の“Active Healthy Living”の考えに則り、「アク育」の趣旨に共鳴。「アク育」のサポートを表明している。さらに、アクエリアスとともに「アク育」をサポートするアンバサダーに“尾木ママ”が就任。親子がいっしょにアクティブにカラダを動かすことの魅力や、それを実践することをサポートする情報などを集約し、Webサイトやイベント等を通じた啓発活動を3月下旬から随時展開していく予定だ。

 “アクティブ育児アンバサダー”に就任した尾木ママは、「アクティブ育児(アク育)というのは、教育学や脳科学、心理学などの最新の知見を踏まえた最先端の子育て法」と説明。全国学力テストで上位にいる県が、全国体力テストでも上位に位置していることから、「学力向上にもつながる最強の子育て法」と太鼓判を押している。

 また尾木ママによると、アク育は、近年注目されている「レジリエンス(折れない心)」を育む上でも非常に有効だという。レジリエンスには「根気」「おおらかさ」「ユーモア」「熱意」「柔軟性」「忍耐力」という6つの要素があるが、これを子どもだけで鍛えるのは難しい。「欧米では、すでにこうした“しなやかな感情調整力”を高めるプログラムが学校教育でも取り入れられており、グローバル企業でも研修などで積極的に導入されています。体を活発に動かす“アク育”を通じてこども自身の中にあるレジリエンスを引き出し、こどもが困難に直面し投げ出しそうになったら、こどもの声に耳を傾けながら、しなやかに乗り越え立ち直れるようサポートしてあげましょう」と、アドバイスしている。

 さらに「思いっきりカラダを動かした後は、のども渇くしお腹もすきます。早寝・早起き・朝ごはんといったこどもの健やかな成長発達にとって大切な生活習慣も、“アク育”を取り入れれば自然と身につくはずです」と指摘。「“アク育”はいつでも、どこでも、誰にでもできます。こどもの心身の発達に欠かすことのできない“アク育”。あなたのおウチでも、ぜひ取り入れてみてくださいね!」とコメントを結んでいる。

 尾木ママも指摘するように、「アク育」には、体を鍛えるだけでなく、心や体調を整えるという側面も大きい。そのため、「アクティブマインド」「アクティブライフスタイル」「アクティブコンディショニング」という、3つの「アク育」スタイルを意識することが効果的だ。

《冨岡晶》

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