【楽しい100人 Vol.5】発信、発表の場がなければ自分でつくればいい……モデル本田琴里(KotoRi)氏
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イベント主催経験者、経営者、マスコミ関係者にもアドバイスをもらいに訪ね歩く中、ある社長がスポンサーに名乗り出てくれた。これを機に、大手銀行、化粧品会社、旅行会社など大きなスポンサーがつくようになった。出演者や協力者探しには友人のつてだけでは足らず、SNSを駆使。「会ったことも話したこともない人に企画書を持って体当たりで交渉しに行きました。めっちゃ緊張したし、もちろん会ってくれない人もいました。大きなスポンサーが決まっていく中で、プレッシャーが怖くて、ヘタなことはできない、成功させなきゃという恐怖もありました」。
素人モデルを使うことでクオリティを下げたくはないとKotoRiさんがウォーキングの講師も担当したが、思うように練習ができない人もいて、当日の不安が増していく。自身も学生として授業やテストをこなしながら、打ち合わせや営業回り、取材の対応をこなした。「酷い時には授業のほかに打ち合わせ5件という日もあり、目がまわるくらい札幌中を走り回りました」。
大人たちの大きな支援と、100人近くの協力者を集めることができたが、厳しい試練も待ち受けていた。ボランティアスタッフが多かったことから、身をもって学んだのは「タダほど高いものはない」ということ。苦々しい思い出を振り返る。
「半年の準備の中で自分のキャパを越えてしまい、体力や精神がすり減り、何度か心も折れそうになり、泣いたりもしました」。それをいつも静かに支えてくれたのは副監督の中島さん。「私のサンドバッグになってくれました、ごめんなさい」とKotoRiさん。この日もパソコンの操作役として一緒に登壇していた。
寝不足のまま迎えたベリメリ当日は猛吹雪。雪の影響でスタッフはほぼ全員遅刻、監督のほかモデル出演も控えたKotoRiさんはパニック状態に。自分の役割を果たせるか、不安の幕開けとなったが、イベントは大成功。予想を超える6,000人以上の来場があった。
「ベリメリの大成功は、とうてい一人では達成出来なかったことです。たくさんの方々に支えられて助けられてきました。普通の学生をしていたらできない経験、新たな出会いや発見があって大きな財産となりました」。
今後の展望については、「後輩の学生がベリメリを引き継いで札幌の恒例のイベントになり、そこから新たなスターが生まれたり、頑張る学生の糧になればと思います」。来年KotoRiさんは社会人となる。
《牧野絵里》
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