地上波テレビ×ネット動画配信の可能性とは?……フジテレビが米大手Netflixにテラスハウス続編などコンテンツ提供へ 2ページ目 | RBB TODAY

地上波テレビ×ネット動画配信の可能性とは?……フジテレビが米大手Netflixにテラスハウス続編などコンテンツ提供へ

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フジテレビ常務取締役の大多亮氏と、Netflix代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏
フジテレビ常務取締役の大多亮氏と、Netflix代表取締役社長のグレッグ・ピーターズ氏 全 4 枚
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■『テラスハウス』は、出演者一新で新たな展開に

 なお、会場では新作2タイトルについて、1分程度のプレムービーが再生された。このうち、テラスハウスについては、過去の放送をダイジェストにしたような内容となっていたが、「前作の住人が登場するかは分かりません」(大多氏)とのこと。

 「住人はすべて新しいメンバーとなり、その募集を本日の13時からインターネット上で開始しました。場所などもまだ決まっていませんが、『えっ?』と思うようなスポットを探しており、全く新しいテラスハウスを見ていただけると思います」(大多氏)

 一方、アンダーウェアについては、完全な新作の連続ドラマとなる。主人公の繭子が銀座の高級下着メーカーに就職。今までの人生にはない華やかな世界で活躍する姿を描いた、“お仕事系青春小説”ドラマということだ。

 「ネットフリックスを見たら、若い女の子が元気になった。そんな番組を目指しています。制作はフジテレビのプロデューサーが手掛けており、世界では『Atelier』というタイトルで配信していく予定。これはNetflixからの提案を受けてのことなのですが、日本車が名前を変えて海外で売られるように、ちょっと面白い展開だなと思っています」(大多氏)

 今回、発表された番組はNetflixで先行配信された後、地上波放送、BS放送、CS放送、「FOD・フジテレビオンデマンド」で配信される予定となっている。発表会のなかでは、ネットでオンデマンド配信されるという点である意味、Netflixとライバル関係になるのではという質問もあった。これについて、大多氏はフジテレビオンデマンドが都度課金のTVOD、Netflixが月額課金のSVODのため、ビジネス的な棲み分けができると考えているとした。

 「Netflixという発射台から、世界のどこかで我々の想像もしなかった人が番組を見てくれる。それは作り手にとってこれ以上ない喜びですし、そういう夢を持っています。後は、『ハウス・オブ・カード』(Netflixの大ヒットドラマ)のような大掛かりな番組も作ってみたいですし、そういう企画もどんどん出していきたいですね」(大多氏)

 Netflixは今秋に日本でのサービスが開始される。その中で『TERRACE HOUSE NEW SEASON COMING(仮)』は全18話での配信を、『アンダーウェア』は全13話での配信をそれぞれ予定している。
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《丸田》

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