ICカード&暗証番号認証付きスマートロックの数々……セキュリティや利便性向上で注目
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「イッツコム インテリジェント ホーム」自体は、カメラやセンサーを使った家庭内の見守り、家電コントローラーを使ったエアコンや照明の管理などをスマホやタブレットで行えるようになるサービス。これまで紹介してきた製品が、単体でのサービスだったのに対して、本サービスは、他のサービスと連携させてセキュリティや利便性を向上できるのが特徴だ。
具体的には、外出時に施錠と同時に照明を消したり、エアコンを切るようにカスタマイズできる。また、スマートフォンのアプリからは、スマートロックの操作・管理だけでなく、部屋に設置したカメラやセンサーのなどの確認も行える。
「スマートロック」単体で見ていくと、スマートフォンによる操作のほか、ICカードや暗証番号による認証での施錠・解錠、連携が可能。暗証番号入力用のテンキー部分は、LINKEY同様、残留指紋から第三者に暗証番号を類推されないようにするために入力前に、ランダムでテンキーのボタンが点灯(本製品は4か所)。それらを押してから暗証番号を入力することになる。
単3形アルカリ乾電池を4本で駆動(1日10回の使用で約1年)。電池が切れてしまった場合は、非常用電源供給機能に9Vの乾電池を押しつければ使えるようになる。
今回紹介したICカード&暗証番号認証付きスマートロックは、鍵メーカーによる電子錠の技術を発展させた製品が多く、利便性の向上を意識しつつも、設計思想のなかに「防犯」「セキュリティ」が軸に据えられている。
不動産業者や集合住宅のオーナーに向けた業務効率化を実現する製品でもあるが、一般住宅のセキュリティ強化を図りたい場合にも、最適な製品だといえる。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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