ICカード&暗証番号認証付きスマートロックの数々……セキュリティや利便性向上で注目 2ページ目 | RBB TODAY

ICカード&暗証番号認証付きスマートロックの数々……セキュリティや利便性向上で注目

エンタープライズ セキュリティ
ロックダイナミクスの「Bluetooth-ASCA」。「ドアからカギ穴を無くそう」というコンセプトで開発された製品となる(撮影:防犯システムNAVI取材班)
ロックダイナミクスの「Bluetooth-ASCA」。「ドアからカギ穴を無くそう」というコンセプトで開発された製品となる(撮影:防犯システムNAVI取材班) 全 6 枚
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●カギ穴を排除してピッキング犯罪を抑止

 最初に紹介するのが、今秋発売が予定されているロックダイナミクスの「Bluetooth-ASCA(ブルートゥースアスカ)」。ピッキング犯罪による被害をなくすために「カギ穴」をなくそうというコンセプトのもとに開発された製品で、同社既存のカード認証式電子錠「ASCA」に、スマホアプリやスマートホームシステムと連動して、解錠や施錠ができる機能を追加した製品となる。

 できることとしては、ドアに近付くと解錠し、離れると施錠される「オートモード」、読み取り端末(リーダー)にタッチすると解錠し、離れれば施錠する「セミオートモード」、スマホアプリで施錠&解錠を行う「アプリモード」、専用でリモコンで操作を行う「Bluetoothリモコン」などになる。

 1回限りの利用が可能なワンタイムパスワードや、特定の時間だけ使える時限パスワードによるキーのシェア、解錠履歴を残すことなども可能。基本的には単3形乾電池4本で運用する仕様だが、常時電源で使用できる。

 設置工事は必要となるが、既存のシリンダーを取り外して設置する場合はドアに穴を空ける必要はない(シリンダーを残す場合は要穴空け)。破壊警報、オートロック機能を有し、火災報知器との連動といったこともできる。

 続いては、ユーエムイーの「LINKEY」。専用のICカードをかざして施錠・解錠を行うことを基本とした電子錠だが、本体に内蔵した無線モジュールを利用して、宅内のゲートウェイ経由で、スマートフォンやPCから解錠・施錠の操作を行える。また、クラウド上に「いつ開閉されたのか?」「どのカードで解錠されたのか?」と行ったログを保存する。

 暗証番号による認証に対するセキュリティ対策もされており、入力前にテンキー上にランダムで2か所が点灯し、特定のか所に指紋が残ることを回避していくれる。

 単3形乾電池4本を利用し、もし電源が切れた場合は非常用電源供給機能に9Vの乾電池を押しつければ使えるようになる。取り付け工事は必要になるが、基本的には既存のシリンダー(カギ穴など)の上から設置するので、ドアに穴を空ける必要がない。
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《防犯システム取材班/小菅篤》

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