“先制医療”分野でのビジネスを視野に……眼鏡型ウェアラブル端末「JINS MEME」が11月5日に発売 | RBB TODAY

“先制医療”分野でのビジネスを視野に……眼鏡型ウェアラブル端末「JINS MEME」が11月5日に発売

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11月5日に発売される、メガネ型のウェアラブル端末「JINS MEME」
11月5日に発売される、メガネ型のウェアラブル端末「JINS MEME」 全 12 枚
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 ジェイアイエヌは14日、眼鏡型のウェアラブル端末「JINS MEME」を11月5日に発売することを発表した。本日新製品の記者発表会が開催され、田中仁社長が新商品のコンセプトを語った。

■「JINS MEME」の性能や装着感は?

 このたび発売されるJINS MEMEの端末は2機種。ノーマルなウエリントンタイプの「JINS MEME ES」と、スポーツサングラスタイプの「JINS MEME MT」。税別価格はそれぞれESが39,000円、MTが19,000円。ESの方が高値なのは、6軸センサーのほかにもスポーツタイプのMTには搭載されない3点式眼電位センサーが内蔵されているからだ。

 ともに全国38店舗のJINSショップとJINS MEMEオンラインショップから販売をスタートする。基本的には購入した当日に持ち帰ることができる。ノーマルタイプのESは、2,000円の追加料金でレンズに度を入れることができるほか、カラータイプやUVカット、ブルーライトカットのPC用レンズなどJINSが販売するレンズから好きなものを選んでカスタマイズできる。

 MTタイプは“度なし”のレンズしか選べないが、夜間でも使いやすいよう2,000円の追加料金でレンズの色をサングラスタイプのミラーグレーからクリアレンズに変更することが可能だ。

 MTタイプが約45g、ESタイプの方が約36gと若干軽めだが、ともに普通のメガネをかけている感覚とほとんど変わらない軽さを実現している点は高く評価できる。通常のメガネは、かかり具合をノーズパッドやリムを変形させることで調節ができるものだが、JINS MEMEの場合はリムの部分にも精密回路が入っているので、まげて形を整えることができない。

 そのため、リムのところにはシリコンパッドを当てて厚みを変えることで微調整を行う。スポーツタイプのMTはノーズパットの形や向きを変えられない固定型だが、ESは別構造のノーズパッドがある。

 ただ、こちらにも3点式眼電位センサーが入っているので、無理に折り曲げられないことも気に留めておきたい。眼鏡は常に顔や頭に触れるものなので、快適な装着感が得られないことには長く使うのは難しい。装着性のフレキシビリティがどれほど確保されているのか、店頭での試着も入念に行いながら見極める必要があるだろう。

■充電は何日おきに必要?

 本体の右側リムの末端にバッテリーを搭載。充電はmicroUSBから行うことができて、約2時間でフル充電になる。連続使用可能時間は、常時Bluetooth経由でペアリングしたモバイル端末のアプリと通信を行いたい場合は「リアルタイムモード」を選択。この場合は最長12時間までだが、通信を1分間隔で行う「スタンダードモード」の場合は最長24時間まで伸ばすことができる。

 スマートウォッチが発売された当初は「時計なのに毎日充電しなければならない」ことが使い続ける上でネックになると言われ続けていたが、本機もやはり要充電の周期は約1日間隔となる。

 視力の弱いユーザーは、充電中は見たいものが見にくくなるので、替えのメガネが活躍する頻度もあがる。そうした使い勝手については、ある程度使い込んで検証する必要もありそうだ。なお本体にはmicroUSBケーブルとACアダプタ、メガネケースにクリーニングクロスが付属する。

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《山本 敦》

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