IoTへ大きく舵を切るサムスン……Galaxyを軸にした次なるソリューション戦略とは
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Innovator Editionと同様、「Galaxy S6/S6 edge」を装着して使うヘッドマウントディスプレイだが、前モデルとの違いは本体を100gほど軽量化し、メガネを掛けたままでも装着しやすいよう端末のアジャスト機能も新設した。精度の高い9軸センサーを内蔵したことで、ユーザーの首の動きと表示される映像の間に発生する遅延を解消。身に着けたまま動いても視認性の高い視聴体験を実現している。
■Facebook、リコー、三菱地所とともに、新サービス創出へ
堤氏は「Gear VR」について、パートナーであるオキュラスとともに新しいコンテンツの拡充にも力を入れていくとしながら、現在132件がそろう日本語対応のコンテンツについてもさらに増やしていく考えを述べた。またパートナーの拡大についても力を入れる。その一例として発表されたのが、Facebookとリコーの360度カメラ「THETA」シリーズとの連携だ。360度カメラで撮影したコンテンツをユーザーがFacebookに投稿して、これを「Gear VR」で楽しめるようになるというもの。堤氏は「『Gear VR』向けのオフィシャルコンテンツだけでなく、今後は個人のユーザーが製作したコンテンツまで楽しめる世界が広がっていくだろう」と語った。
さらに「Gear VR」を活用したBtoB向けのソリューションが拡大していることについても言及。その一つが三菱地所で行われている物件紹介だ。360度カメラで撮影した物件情報が、『Gear VR』を使って視聴できるサービスが提供されている。現場に足を運ばなくても、『Gear VR』で物件の様子が確認できるサービスとして好評を博しているという。堤氏はこれを「ビジネスモデルの変革を起こすソリューション」と、期待を寄せた。
本日発表されたもう一つの新製品が18.4型のフルHDタッチディスプレイを搭載したAndroidタブレット「Galaxy View」だ。堤氏は同機のビジネス的な活路をBtoC向けのみならず、BtoBにも開拓していく考えを語った。「本体が2.7kgと、大画面の割には軽量なので持ち運びやすい。動画が連続8時間再生できる大容量バッテリーも内蔵する。VODサービスとの親和性も高いし、BtoBではデジタルサイネージにも使える」と説明。今後はVOD事業者とのパートナーシップによる提供拡大もありうるのではないだろうか。
最後にGalaxyシリーズを核とした、パートナー企業との協業によるビジネス展開についても紹介された。Googleとの協業については、14日から3日間、六本木ヒルズアリーナで開催されるAndroidスマホ600台を使ったイルミネーションイベントに多数のGalaxy端末が提供される。また動画配信の「C Channel」とのコラボレーションにより、“クリッパー”と呼ばれるユーザーに動画を撮影・投稿するためのスマートフォンとしてGalaxy Sシリーズを提供するなどサポートを行う。
堤氏は「これからもGalaxyを中心に、さまざまな形のIoTを創造していく。点から面へ、ひとつのものから大きなソリューションへとビジネスが移行していくだろう。Galaxyは2020年東京オリンピックのワールドワイドパートナー。イベントを盛り上げるためのさまざまな仕掛けを用意していきたい」と意気込みを語った。
■Facebook、リコー、三菱地所とともに、新サービス創出へ
堤氏は「Gear VR」について、パートナーであるオキュラスとともに新しいコンテンツの拡充にも力を入れていくとしながら、現在132件がそろう日本語対応のコンテンツについてもさらに増やしていく考えを述べた。またパートナーの拡大についても力を入れる。その一例として発表されたのが、Facebookとリコーの360度カメラ「THETA」シリーズとの連携だ。360度カメラで撮影したコンテンツをユーザーがFacebookに投稿して、これを「Gear VR」で楽しめるようになるというもの。堤氏は「『Gear VR』向けのオフィシャルコンテンツだけでなく、今後は個人のユーザーが製作したコンテンツまで楽しめる世界が広がっていくだろう」と語った。
さらに「Gear VR」を活用したBtoB向けのソリューションが拡大していることについても言及。その一つが三菱地所で行われている物件紹介だ。360度カメラで撮影した物件情報が、『Gear VR』を使って視聴できるサービスが提供されている。現場に足を運ばなくても、『Gear VR』で物件の様子が確認できるサービスとして好評を博しているという。堤氏はこれを「ビジネスモデルの変革を起こすソリューション」と、期待を寄せた。
本日発表されたもう一つの新製品が18.4型のフルHDタッチディスプレイを搭載したAndroidタブレット「Galaxy View」だ。堤氏は同機のビジネス的な活路をBtoC向けのみならず、BtoBにも開拓していく考えを語った。「本体が2.7kgと、大画面の割には軽量なので持ち運びやすい。動画が連続8時間再生できる大容量バッテリーも内蔵する。VODサービスとの親和性も高いし、BtoBではデジタルサイネージにも使える」と説明。今後はVOD事業者とのパートナーシップによる提供拡大もありうるのではないだろうか。
最後にGalaxyシリーズを核とした、パートナー企業との協業によるビジネス展開についても紹介された。Googleとの協業については、14日から3日間、六本木ヒルズアリーナで開催されるAndroidスマホ600台を使ったイルミネーションイベントに多数のGalaxy端末が提供される。また動画配信の「C Channel」とのコラボレーションにより、“クリッパー”と呼ばれるユーザーに動画を撮影・投稿するためのスマートフォンとしてGalaxy Sシリーズを提供するなどサポートを行う。
堤氏は「これからもGalaxyを中心に、さまざまな形のIoTを創造していく。点から面へ、ひとつのものから大きなソリューションへとビジネスが移行していくだろう。Galaxyは2020年東京オリンピックのワールドワイドパートナー。イベントを盛り上げるためのさまざまな仕掛けを用意していきたい」と意気込みを語った。
《山本 敦》
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