従来より年間約7,000円の節約!J:COMが電力小売りサービスを開始へ 2ページ目 | RBB TODAY

従来より年間約7,000円の節約!J:COMが電力小売りサービスを開始へ

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ケーブルTV事業部門 副部門長の堀田和志氏
ケーブルTV事業部門 副部門長の堀田和志氏 全 10 枚
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■「電力だけで勝負するつもりはない」

 記者説明会の最後に質疑応答の時間が設けられ、堀田和志氏、高橋邦昌氏が記者団の質問に回答した。

--- 中期目標は何年で実現する?ポイントサービスとの連携は?法人への提供は?

堀田氏:明確にはしていないが、中期目標は数年レベルで実現する、とご理解いただければ。いまのところポイントサービスとの提携は考えていない。また、法人へのサービス提供は考えていない。

--- モバイル市場ではKDDIと協力している。電力の小売りサービスでは競合となるが?

堀田氏:KDDIさんの戦略を存じ上げないので、コメントのしようがない。固定電話では、健全な競争をしている。トータルのサービスで切磋琢磨していければと考えている。

--- ファミリー層は、顧客全体の何割くらい?

高橋氏:我々の顧客の大半がファミリー層。ちなみに戸建ては6割以上、集合住宅は4割くらいと認識している。

--- J:COMのほかのサービスを長期で契約していないと、電力は安くならないのか。単独で契約はできるのか。

高橋氏:単独で契約はできるが、安くならないのでお得じゃない。テレビ、電話など2サービス以上を長期で契約しているお客様が割引の対象者。大半のお客様がこれに該当すると認識している。

--- 違約金の仕組みは?

高橋氏:他のサービスで適用しているルールを、そのまま適用する。具体的には、集合住宅では1万円ほど、戸建てでは2万円ほどの違約金を設定している(条件により異なる)。

--- スマートメーターの普及により、独自サービスを追加する考えはあるか。

高橋氏:電力の“見える化”を進めている。オプションサービスとして、部屋ごとに電力使用量を確認できたり、日ごとで確認できたり、といった付加サービスを検討している。

--- 大手通信キャリアも電力サービスを提供する見込みだが、差別化は?

堀田氏:競合する部分はあるが、そもそも電力だけで勝負するつもりはない。既存サービスを含めた競争になる。トータルで、どう戦っていくか。大手通信キャリアの発表はまだなので、出揃った時点で考える部分もある。
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《近藤謙太郎》

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