「東京電力と組む矛盾はない」「再生可能エネルギーの発表は年内」……ソフトバンク宮内社長
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宮内氏:ソフトバンクショップだけでも、いま全国に2,600店以上もある。そのなかでショップの在り方も変わってきている。昔は単なる携帯電話の売り場だった。いまはショップでたくさんのユーザーにスマホの使い方を教えたり、その上でECの利用法を教えたりしている。今後、IoTやAI、ロボットなどが増えていく中で、家庭内ですべてのセンターになるものがスマートフォンだと思う。それをベースに、電気を効率よく使うためのアプリケーションなども発表していく。
これからの時代の家計に占める多くのものがICTとリンクする状況において、ショップも最適なステーションになるだろう。ソフトバンクショップそのものを携帯ショップから、ICTやEC、電気、光などトータルでアドバイスできる店舗に3年をかけて作り変えてたいと考えている。Pepperも普及しており、かなり使えることもわかってきた。これからは接客サービスなどでどんどん活用し、顧客とスタッフが対面する前に話の7割ぐらいが終わっている状況にして、スタッフの負担も減らしたい。いずれにしても店舗が繁栄しなくては、我々も繁栄しないものと考えている。
--- ADSLや携帯電話に参入した際は、価格破壊を謳い、かなりインパクトがあったが、今回は大人しいように感じる。それはなぜか?
宮内氏:大人しいとは思っていない(笑)。ある意味では、セット割ということが顧客のプラスになると考えている。あの当時のような、単なる価格破壊の時代は過ぎ去った。スマートフォンになってから、提供できるバリュー競争の時代になっている。バリュー競争のためには、ネットワークインフラにも投資しなければならない。単なる価格破壊うんぬんというよりも、むしろトータルバリューでの価格破壊を見てほしいと思う。
--- ソフトバンクでんきも2年契約縛りになるのか?
馬場氏:1年契約と2年契約をプランに応じて用意している。途中で解約した場合は、解約金という形で割引き相当分をご返金いただくことになる。電気そのもについては東電との契約になるので、そのまま継続利用できる。
--- FIT電気(再生可能エネルギー)についての予定について教えてほしい。
馬場氏:年内の早いうちに発表したい。電源は、太陽光や風力と分けずにFIT電気として開示する。すでに会社としてホールディングの申請をしたところなので、登録でき次第、すぐに発表する予定だ。料金体系にもソフトバンクでんきに似た形で分かりやすくする。
--- かつて東電はスピードネットの時代にソフトバンクと提携し、かなり痛い目にあった記憶がある。そういう恩讐を乗り越えての提携なのか?
眞田氏:そういう時代があったことも聞いているが(笑)、電力の自由化を迎え、販売力やサービス開発力でも非常に強力なパートナーとして提携させてもらった。
宮内氏:東電は法人の営業部隊はあるが、コンシューマーレベルの営業活動はなかった。そういう点では、我々がショップをたくさん有しており、そのスタッフがスマートフォンの説明ができたり、電気の自由化によって電気の説明もできるようになる。いろいろなアドバイスができるようになることが大改革だと思う。
《井上猛雄》
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