家庭用電力「ENEOSでんき」が発表……50万件の顧客獲得を目指す
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このほか、ENEOSカードで電気料金を支払うとガソリン・灯油・軽油が安くなったり、ANAカード/ エポスカード/ ビューカードなど提携するクレジットカードで支払うことでポイントが付与されたり、ENEOSでんきの支払い200円につき1ポイントのTポイントが付与されたり、といったENEOSでんきならではの各種特典が用意されている。
なおJXエネルギーでは電力小売全面自由化を見据え、大手通信事業者のKDDIと事業提携する。BtoC事業において幅広いノウハウを持つKDDIと組み、経営資源やノウハウを活用していくという。大村氏は「お客様にとって安心で便利なサービスを提供していく。電気事業以外でも、両社のリソースを活用して、企業価値の向上に努めていきたい」と抱負を述べた。このほか、デジタル家電専門店「ノジマ」や、商業施設を展開する「マルイ」といった異業種とも提携。店舗においてENEOSでんきの申し込みを可能にするほか、接客の一貫として、ENEOSでんきを紹介するなどの取り組みを行っていくという。
大村氏は、最後に「JXエネルギーは総合エネルギー企業として、電気に関するあらゆるニーズに応えるべく、これからも安心・信頼の電気を供給していきたい」とまとめた。
■KDDIとの提携メリットは?
質疑応答には原氏、大村氏に加え、リソーシズ&パワーカンパニー電気事業部長の田中信昭氏が対応した。
--- KDDIとの提携についてメリットは?
原氏:幅広い顧客網を持つKDDIさんの利用者の方々に訴求できるのが大きなメリット。先方には、私どものノウハウがお役に立つのではないか。内容については、細部について検討中なのでコメントは差し控えさせてもらいたい。相互にメリットのある提携になるよう、検討している。
--- 顧客獲得目標は?電気の使用量が予想を上回った場合、電源の確保は?
原氏:(遅くとも3年以内には)家庭用50万件を達成したい。電力が足りなくなった場合、当面は市場からの調達になる。業務用とバランスよく売っていく。将来的には鹿島の電源も立ち上がるので、電源も増えると認識している。
--- 発電施設、電源種別の割合は?
原氏:現状の発電能力は、石油由来の電力卸事業で83万kW、電力小売事業用は鹿島に新設している10万kWを含めると76万kW。このうち主力は川崎天然ガス発電の41万kW。このほかバイオマスが約3万、水力が3,000、それ以外が石油かコークスという内訳。グループとしては風力が3,500、メガソーラーが3月までに完成のものを含めると35,000kWとなっている。
《近藤謙太郎》
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