電気いらずで夜間に光る避難誘導標識……静岡県沼津市が導入 | RBB TODAY

電気いらずで夜間に光る避難誘導標識……静岡県沼津市が導入

エンタープライズ その他
暗所では板全体が発光し、文字が黒く浮き上がるようになっている。電源不要で少ないコストで設置でき、深夜の災害や停電時でも視認することができる(画像はプレスリリースより)
暗所では板全体が発光し、文字が黒く浮き上がるようになっている。電源不要で少ないコストで設置でき、深夜の災害や停電時でも視認することができる(画像はプレスリリースより) 全 2 枚
拡大写真
 三和産工は9日、静岡県沼津市に津波避難ビル誘導標識(A3サイズ90枚)を納入したことを発表した。ルミネッサスが開発した防水蓄光顔料「Luminessus CJ01」を採用し、電源不要で夜間でも機能する避難誘導標識となっている。

 一般的に蓄光顔料には水に弱いという特性があるが、「Luminessus CJ01」は蓄光顔料の1粒1粒をカプセリングすることで高い防水性能を実現。加水分解よる劣化を防ぐことができるため、従来の蓄光顔料では難しかった屋外での長期使用が可能だ。

 同標識は厚さ3mmのアルミ複合板全体に蓄光インクを印刷。その上にピクトサインや文字を印刷し、表面にトップコートを施しており、暗所では板全体が発光し、文字が黒く浮き上がるようになっている。

 津波JIS規格「JIS Z9097」適合品で、23度環境下で720分後の輝度は5mcd/m2以上。三和産工は沼津市のほかにも、郡山市、泉佐野市、岩沼市などに高輝度・長残光型避難誘導標識を納入しているとのこと。

《防犯システム取材班/小菅篤》

特集

【注目記事】
【注目の記事】[PR]

この記事の写真

/

関連ニュース