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【レビュー】タブレットにキーボードは必須…という人のために

IT・デジタル 周辺機器
【写真1】現在のタブレット構成
【写真1】現在のタブレット構成 全 14 枚
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 次に購入したのは、NEXUS 7専用のキーボードだ(写真5)。本体のカバーとして一体化できるもので、本体を立てかけるための溝もついている。電池は充電式だ。持ち運びも楽で本体カバーにもなっているので画面保護にもなるし、キートップが壊れることもない。購入価格も7,000円を超えていたはずだ。専用設計だし、本体の保護カバーにもなることを考えると妥当だと判断した。前回は値段重視で選んで失敗したため、今回は10,000円を超えなければよしとした。

 しかし専用サイズのため、キー操作としてはぎりぎりの大きさだ。指先を広げた状態ではブラインドタッチができない。また、タブレット本体のふたとして固定できるように、キーボード本体の周辺がフランジになっており、フチにどうしても指や手のひらがあたって、これも操作を邪魔となる。

 そのころ、NEXUS 7のAndroidが4から5にバージョンアップされたのだが、古い機種のためバージョン5(ロリポップ)だとまともに動かなくなった。システムリセットやキャッシュクリア、マイナーアップデートによる改善を期待したが、ほとんど使いものにならなくなるくらい激重状態が続いたため、iPad miniに変えた。

 これで、NEXUS 7専用のキーボードが使えなくなった。しばらくは、以前使っていたキーボードに戻すことにした。なお、写真でキートップに白いものが貼ってあるが、これはキーボードの配列(刻印)をiOS用(英語配列)に合わせるためにテープライターで作ったものだ。

 もちろんこれは応急的な利用であって、iPad用には新しいキーボードを入手しようとしていたのだが、そもそもタブレット用のキーボードは意外と製品や種類が多くない。iPad用は比較的種類が豊富のようだが、mini、Pro、Air(2/3)と専用設計(主に形状だが)になっており、結局選択肢はAndroid端末とそれほど変わらない。また、値段も10,000円以下のものが少なく、気軽に買うのも躊躇する。

 最終的に選んで、現在使っているのが写真12のキーボードだ。サイズは26cm×14cm
と幅が少し狭くなった。USBによる充電式で、重さも230gと紹介した3つの中では最軽量だ。特徴は、マルチOS対応で、キートップの刻印が色分けされている。以前のようにテープライターで刻印を自作する必要はない。また、収納式のスタンドがついている。購入価格は、8,000円後半だっただろうか。キータッチ、大きさ、厚さなども悪くなかったので、むしろ安いと感じて購入を決めた。

 iPad miniには純正のカバー(いわゆる「風呂のふた」)をつけたので、スタンドはなくてもよかったのだが、使ってみると本体がしっかり固定されるので、画面タッチで本体を倒れないように押さえなくてもよい。キートップの大きさも、以前のものより小さくなっているが、押しにくいということはなく、シフトキーも両側についている。

 使って半年ほど経つが、いまのところ大きなトラブルなく使っている。強いていえば、本体に収納されているスタンドが2つ、バネで飛び出すようになっているのだが、たまにカバンの中で飛び出していることがある。ボタンを押すとロックが外れてスタンドが展開するが、これは押し釦ではなく、スライド式のロックのほうがよいのではないか。

 以上、筆者の体験に基づいてタブレット用のキーボードについて書いてきたが、もちろん、読者にこの製品を勧めているわけではない。タブレットもさまざまだし、それぞれの用途やシチュエーションがあるので、一概にどれがよいとは言い切れない。各自の用途と嗜好に合わせて使いやすいキーボード選びの参考にしていただきたい。
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《中尾真二》

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