あとはドアに近づいたらアプリを起動して、「NinjaLock」との接続を行った後、画面をタップすることで施錠・解錠ができる。また、「NinjaLock」ではオートロック機能が用意されており、スマホ上でオンにしておくと、設定した時間が経過すると自動的に施錠できるようになっている。
使っていて便利だったのがオートオープンモードを用意していることだ。これはAndroidでのみ利用できる機能で、アプリがバックグラウンドで立ち上がっていれば、カギの前でわずかに待つだけで自動的に解錠されるというもの。実際にはBluetooth通信が約10m手前ぐらいよりスタートするため、ドアの前に立つ前にカギが開くこともあった。ただし、10秒以上待ったこともあるため、このあたりはアプリの挙動と通信のタイミングによるようだ。ただし、残念ながら、iOS側の仕様により、iPhone用アプリでこの機能は利用できないという。
おもしろいのがWi-Fi機能を搭載することだ。Wi-Fi機能を常時オンにすると電池を消耗してしまうため、「NinjaLock」では振動センサーを内蔵。ドアをノックする振動を感知し、その30秒間、Wi-Fi機能をオンにする仕組みとなっている。このためドアをノックして「NinjaLock」のWi-Fiをオンにしてもらうことで遠隔地のWebブラウザ上から解錠することがなどが可能。また、電話番号からドアの開閉を支持することもできる。
■カギのシェアも簡単にできる
スマートロックの便利機能であるカギのシェアも非常に簡単だ。ゲストとして使う相手に「NinjaLock」アプリをインストールしてもらい、さらにユーザー登録をすませておてもらう。準備はそれだけだ。
あとはオーナーの端末で、ゲストの電話番号を登録。利用できる期間などを設定するだけ。すると、権限のある期間になると、ゲストの「NinjaLock」アプリ上にカギが表示されると言う仕組みだ。相互に認証し合う必要がなく、手間は最も掛からなかった。
他メーカーと比べるとデのザイン性などで見劣りする部分がある「NinjaLock」だが、実用性は十分。とくにAndroidスマートフォンではより手軽に利用することができた。
サムターンギアなど、アタッチメントが充実しており、取り付けられるドアが多いのも魅力の1つ。スマートロック選びの有力候補だと感じた。
協力:ライナフ