ホーキング博士やザッカーバーグが参加、「地球外生命体発見」プロジェクトが始動
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このプロジェクトは「Breakthrough Initiative(ブレークスルー・イニシアチブ)」と命名。1億ドルを投入して、ワンワールド観測衛星「Breakthrough Starshot(ブレークスルー・スターショット)」を、地球から最も近くにある星座「ケンタウルス座アルファ星」に向けて打ち上げようというものだ。ケンタウルス座アルファ星は、地球から25兆マイル(4.37光年)の距離に存在している。
衛星は、「ケンタウルス座アルファ星」に存在するさまざまな惑星を撮影するほか、科学データの収集も行う予定だ。また推進方法には、レーザービームで推進する「ナノクラフト」を採用。光線を推進力として利用することで、光速の5分の1という超高速度での飛行が可能だという。これにより、Breakthrough Starshotは、20年ほどで「ケンタウルス座アルファ星」に到着する予定だ。
計画はNASAエイムズ研究センターのピート・ワーデン元所長が主導、世界クラスの科学者やエンジニアによる実行委員会の助言を受ける。委員会にはスティーブン・ホーキング博士、ユーリー・ミルネル氏に加え、Facebook CEOのマーク・ザッカーバーグ氏のほか、日本からは神戸大学工学研究科副学科長の賀谷信幸氏が参加。発表には、アン・ドルーヤン氏、フリーマン・ダイソン氏、メイ・ジェミソン氏、アヴィ・ローブ氏、ピート・ワーデン氏らも同席した。
スティーブン・ホーキング氏は「地球は素晴らしい場所であるが、永遠に続くものではない。遅かれ早かれ、われわれは別の星を見つけなければならない。Breakthrough Starshotはその旅に就く真に素晴らしい第1歩となる」とのコメントを寄せている。
《赤坂薫》
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