設定項目には「シェイク回数」「シェイクレベル」なるメニューがある。実は私は、恥ずかしながらこの「シェイク」まわりの設定を適当に飛ばして初日のテストを始めてしまったため、朝になってcloudissがガンガンに鳴り響いた時にブザーの止め方がわからずものすごく苦労した。慌てて取説などをチェックして、本体を“シェイク”、つまり激しく振ることでブザーが止められることを知って難局を切り抜けた。
「シェイク回数」は呼び名の通り、本体をブザーを止めるために本体を振る回数であり、シェイクレベルは激しく振る強度。それぞれ3段階で設定ができ、最強の「HARD」にするとかなり必死になって本体を振らないとブザーが鳴り止んでくれない。ブザーの音量を大きめに設定して、シェイクレベルをハードに設定すれば、恐らくふだん「オレは目覚まし時計ぐらいじゃ簡単に目が覚めない」という剛の者も、小さなcloudissにノックアウトされてしまうだろう。本体の底部に設けられたスピーカーには音を拡散するディフューザーが搭載されていて、スリットから脳天に突き刺さるような鋭いブザー音が鳴り響く。ひとつ、同機を使ううえでは近隣や家族に迷惑をかけないよう注意したい。
アラームのスケジュールを、例えば「平日は7時起き、土日は10時起き」といった具合にアプリから複数件設定しておけば健康的なライフサイクルがつくれる。Googleカレンダーとの連携にも対応しているので、例えば仕事のスケジュールをカレンダーに登録しておけば、朝の最も早いスケジュールから設定した時間のぶんだけ前倒しでブザーを鳴らして起きるといった使い方もできる。
朝イチのブザーをシェイクして止めたら、その日のスケジュールを音声で読み上げてくれる機能も実装されているのだが、「会議」などシンプルなワードに設定しておかないと読み上げてくれないこともあるようだ。専用アプリが最初はiOSからのスタートなので、早くGoogleとの連携にも優れるAndroidのモバイルプラットフォームにも対応してもらいたい。
バッテリーの残量や動作状態は本体のウッドキャップをひねると表れるファンクションボタンを押して、点灯する赤と青のLEDの点滅回数などで知らせる。フル充電から約20日以上のバッテリー持続時間を実現しているので、海外への旅行やビジネスでの出張にも持ってでかけやすい。これで価格が12,800円（税別）なら、ぜひ一つ購入して使ってみたくなる。朝が弱い友人や同僚へのプレゼントにもピッタリだ。
協力：Cerevo
