他社も共同使用OK、オープン型宅配ロッカー「PUDO」をヤマトらが設置へ | RBB TODAY

他社も共同使用OK、オープン型宅配ロッカー「PUDO」をヤマトらが設置へ

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「オープン型宅配ロッカー」のイメージ
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 昨日10日、JR東日本が首都圏の100駅程度に「宅配受取ロッカー」の設置を進める計画を発表した。このロッカーについて、ヤマト運輸が協力するタイプでは、ヤマト運輸「宅急便」だけでなく、他の宅配会社の取扱荷物も受け取り可能となる。

 ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸と、仏ネオポスト傘下のネオポストシッピングは、合弁会社「Packcity Japan」を、新たに11日に設立。複数事業者が共同利用できる「オープン型宅配ロッカー」として、ネットワークを構築・運用し、事業化をすすめることを明らかにした。

 ロッカーの愛称は「PUDO」(Pick Up & Drop Off station:プドー)。受け取り時には、メールなどに記載されたパスワードを入力し、タッチ画面でサインを入力することで受け取り可能になる。JR東日本の駅へのオープン型宅配ロッカー設置を皮切りに、2017年度に約1000個所、2022年までに約5,000個所へ導入することを目指すとしている。

 ネオポストは、1924年に設立され、郵便や発送に関するソリューションを扱う企業として、フランスで実績ある会社だ。日本でも郵便料金計器をはじめ、宛名書き・発送・開封までの作業を行える製品などを提供している。

 ネオポストとヤマトは、複数事業者が共同利用できる「宅配ロッカー」をプラットフォーム化し、事業化を目指し、すでにテスト運用を実施。のべ約1,000人のユーザーが利用したところ、エリア内の再配達率が約2%減少するなど、一定効果があったという。

《赤坂薫》

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