熱中症&転倒・転落事故に即応する富士通のIoTソリューション
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
同社は、人に関わるデータに着目して、装着が簡単なユビキタスウェアを開発。導入した管理者は着用者の位置情報や生体情報を把握でき、異常があれば通知されるので、近くにいる人に駆けつけを指示することもできるというソリューションとなる。
●作業員の熱中症をユビキタスウェアで検知する「バイタルセンシングバンド」
まず「バイタルセンシングバンド」は、熱中症に備えた「熱ストレスレベル推定」機能を搭載するウオッチタイプのバンドで、温湿度センサー、気圧センサー、パルスセンサー、加速度センサーを備える。こうした各種センサーで装着者の身体熱環境や身体負荷を感知して、熱中症の危険度を4段階で通知する仕組みは、同社が大原記念労働科学研究所と共同開発・評価して実装した。
地球温暖化の影響か、近年では、猛暑日などに熱中症で倒れる人が多くなった。特に工事現場や工場などでは、倒れる人が続出するそうで、実際、今回同社のブースを訪れた工事、工場関係者もそんな過酷な現状を訴えていたという。
この「バイタルセンシングバンド」は、まずバイブレーションとLEDで装着者に対して熱中症の危険度を警告。その情報は管理者にも届くので、休ませるタイミングを指示することもできる。さらに位置も検知できるので、近くにいる責任者に対して、管理者側で指示を出すことも可能だ。
《防犯システム取材班/梅田勝司》
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