消えるSNS「Snapchat」、写真や動画の“保存”を可能した狙いとは? 新機能「Memories」を発表
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■「Snapchat」とは?
Snapchatといえば、“消える”ことが特徴のメッセージングアプリだ。
これまで、写真といえば、(フォトアルバムのように)“保存する”ことが当たり前であったにも関わらず、同サービスはそれをしなかったことが、逆に若年層から受け、多大な人気を集めるきっかけにもなった。
■「Memories」発表の狙い
しかし、そうした前提を覆すかのように、突如として登場した新機能「Memories」。その狙いは一体何なのか。
米デジタルマーケティング企業comScore(コムスコア)の調査によれば、Snapchatのユーザー層は徐々に移り変わりつつあるという。当初は中高生をはじめとした若年層がメインであったものの、現在は25歳から34歳といった層が40%を占め、ボリュームゾーンになった。こうした層は、重要な瞬間をキャプチャして保存するという使い方をすることが分かっている。
コンテンツが“消える”という設計自体は非常におもしろく、これまでになかったアイデア。ニーズもあるのだろうが、Snapchatは思い出を残すという要素が、それ以上に重要であると考えたのだろう。
■新機能「Memories」について
先述の通り、「Memories」を使えば、画面のキャプチャをしてカメラロールに画像などのコンテンツを保存せずとも、アプリ内でそれらが保存できるようになる。保存したコンテンツは画像認識によってアルバム化され、個々の検索も可能。
「My Eyes Only」と呼ばれる機能を使えば、パスコードロックをかけることも可能なので、他人に見られたくないコンテンツも保存できる。
新機能はすでにリリースされており、今後グローバルで徐々に提供が開始されていく。
《KT》
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