リアルタイム翻訳で防災情報をテレビに多言語表示する技術 | RBB TODAY

リアルタイム翻訳で防災情報をテレビに多言語表示する技術

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「防災対応 テレビ字幕自動翻訳システム」の構成イメージ。防災情報を受信するとテレビ表示を即座に停止し、他言語翻訳した防災情報を表示する(画像はプレスリリースより)
「防災対応 テレビ字幕自動翻訳システム」の構成イメージ。防災情報を受信するとテレビ表示を即座に停止し、他言語翻訳した防災情報を表示する(画像はプレスリリースより) 全 2 枚
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 ピクセラは21日、防災情報をリアルタイムに多言語翻訳して表示する「防災対応 テレビ字幕自動翻訳システム」と、家庭向けIoTサービス「Conteホームサービス」の防災応用事例を、東京国際フォーラムで28~29日に開催される「ケーブル技術ショー2016」にて展示することを発表した。

 「防災対応 テレビ字幕自動翻訳システム」は、IPDCフォーラムが出展する「防災情報ワンストップ配信システム」を構成するサブシステムの一つとして、ケーブル技術ショーの「防災・減災を支える技術」のエリアにて展示される。

 同システムは4月29日に開催された「G7香川・高松情報通信大臣会合」にて展示された「テレビ字幕自動翻訳システム」がベースになっているという。

 今回新たに搭載されたのは、防災サーバーから配信される防災情報を受信し、英語や中国語などの多言語に翻訳して表示する機能となる。

 テレビ放送字幕の自動翻訳表示を行いつつ、IPDCフォーラムの防災情報サーバーから送出された緊急地震速報や土砂災害情報を検出すると、テレビ表示を直ちに停止。字幕翻訳に用いている言語にて災害情報の翻訳を行ったのち、設置地域に則した出し分け表示を行う。

 また、同展示ブースでは、5月31日に公開した一般家庭向けIoTサービス「Conteホームサービス」も展示される。人感センサーを用いることで、災害発生時にひとり暮らしの高齢者の安否確認といった活用法を想定している。

 同社は今後、本システムと「Conteホームサービス」の防災応用のさらなる普及を目的として、機能性能面の継続的向上を図りつつ、全国のCATV局などへの導入を促進していくそうだ。

《防犯システム取材班/鷹野弘》

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