IoT機器向けの高速省電力暗号処理技術、東北大とNECが開発
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暗号処理にかかるエネルギーを従来より50%以上削減しており、IoT機器などの次世代ネットワークの安全性向上などが期待されるものとなっている。
AES(Advanced Encryption Standard)はデータ暗号化形式のひとつで、安全性の高さから無線LANなどでも広く採用されている。しかし、安全性の高さは複雑な計算によるため、省電力で動作するIoT機器などでは、負荷が大きくなってしまう問題があった。
今回発表された手法では、ガロア体と呼ばれる数体系に基づく演算を圧縮する新手法で計算を融合・簡単にすることで、従来比で50%以上の消費エネルギー削減を実現している。これによりIoT機器などエネルギーの制約がある分野でも、ネットワークの安全性向上などが期待される。
研究グループは東北大学電気通信研究所の本間尚文教授、同大学院情報科学研究科の青木孝文教授、日本電気株式会社中央研究所の森岡澄夫博士らで構成され、19日に米国で開催された国際暗号学会の国際会議にて発表が行われた。
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《防犯システム取材班/小池明》
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