故障対応などの手間を削減!監視カメラ用LTEインテリジェントルーター
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しかし、そこで導入障壁の1つに挙げられるのが、「誰がどのように管理するのか?」という運用面。地域の有志により組織される自治組織の場合、大半の人が本業を持つ傍らで地域活動しているため、映像を常時監視することは難しく、監視カメラがきちんと稼働しているのかもなかなか把握しづらいのが現状だ。
そうした課題の解決を目的とした製品をライブロックテクノロジーズが、幕張メッセで開催された「第2回 IoT/M2M展 秋」で出展していたので紹介していこう。
●録画機能と死活監視を備えた制御ボックス
同社では兼ねてから屋外設置などのタフな環境にも対応する「Coral Edge(コーラルエッジ)」というインテリジェントゲートウェイを展開しており、監視カメラシステム用のルーター製品として、障害発生時の再起動&再接続を行うSSR機能が大きな特徴だった。
今回、出展された「Coral Edge BOX(コーラルエッジボックス)」は、前述の「Coral Edge」を搭載し、さらに録画用のSSD、PoE給電機能、避雷器(SPD)なども備えた監視カメラ用の制御BOXとなる。
そのため、設置の際には同BOXにネットワークカメラと電源(AC100 or AC200)を引き込むだけで安定運用を実現するシステムを構築可能。
「Coral Edge」の特徴と重なるが、機器に障害が発生した際には自動復帰機能により、再起動・再接続を行うので、故障が発生した際にも現地への駆けつけも最小限度にとどめることができるので、維持・管理に人を割けない自治組織での運用に適している。
また、設置業者側としても本体自体が耐環境性能が高く、壊れにくい上、簡易なトラブルなら自動復帰機能で対応できるので、トラブル対応の手間を大幅に削減できるメリットがある。
録画機能を持たないスタンダードモデル「V7100-S」と録画対応モデル「V7100-R」のラインナップがあり、共通する仕様として、IP65相当の防塵防水性能、動作環境温度-20度~60度(保存温度-30度~70度)、PoE給電は2ポート搭載。また、従来の制御BOXよりもひと回り以上小型になっているので、設置スペースの自由度も高い。
今秋からの発売を予定しており、Sierや監視カメラの設置業者などを対象に製品展開していくそうだ。
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《防犯システム取材班/小菅篤》
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