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【新着!防犯トレンド】IPカメラの運用課題を解決する「Coral Edge BOX」とは?

IT・デジタル セキュリティ
ライブロックテクノロジーズの小嶋修社長。前職の通信機器メーカー時代からIoT/M2M関連のプロジェクトに深く関わり、独立後は、「Coral Edge」を皮切りに、ネットワークカメラ向けソリューションを手がけるようになった(撮影:防犯システム取材班)
ライブロックテクノロジーズの小嶋修社長。前職の通信機器メーカー時代からIoT/M2M関連のプロジェクトに深く関わり、独立後は、「Coral Edge」を皮切りに、ネットワークカメラ向けソリューションを手がけるようになった(撮影:防犯システム取材班) 全 6 枚
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●設置場所に関する諸問題も解決できる!?

 今回、「Coral Edge BOX」に注目したのには他にも理由がある。これまでネットワークカメラを含めた監視カメラが抱えていた設置場所に関する諸問題を解決しうるポテンシャルを持つからだ。

 どんな問題かといえば、まず1つは、ネットワーク用の配線問題。モバイル回線を使った「Coral Edge」を搭載した「Coral Edge BOX」なら、ネットワークを確保するために配線する必要はない。電源さえ確保できれば、ネットワークはモバイル回線で対応できるので、固定回線が引けないようなエリアでも設置可能となる。

 続いてが、録画機器の設置場所問題とSDカードへの保存に対する不安という課題。

 まず録画機器の設置問題に関しては、録画モデルの「Coral Edge BOX」なら、SDカードやSSDを搭載することができるので、別途レコーダーの設置場所を用意する必要がなく、スマートな設置が行える。

 そしてSDカードへの保存に対する不安については、そもそもSDカードを監視カメラの録画メディアとして使う場合、監視カメラ専用のSDカードだったり、産業用の高耐久かつ安定性の高い製品を選ばないと、書き込みエラーによる録画停止などのトラブルが想定される。そうした不安は、SDカードより冗長性が高いSSDを用いることで解消できるワケだ。

 さらにSSDを搭載させることでの別のメリットもあるという。SDカードならあくまでも録画メディアという位置づけに止まるが、SSDとインテリジェントゲートウェイの組合せなら、画像認識や顔認証といったインテリジェンス機能と連携させることも可能となる。そのためカメラの設置場所側で、映像解析を行い、管理者にクラウド経由で必要な映像だけを届けるといった、ネットワークに負担をかけず、モバイル料金も大幅に削減することも可能とのこと。

 他にもPoE給電ポートを2口備えていたり、避雷器(SPD)、IP65相当の防塵防水ケース、構成機器の動作温度が-30~70度に対応するなど、監視カメラの屋外設置時に想定される諸問題にも対応している。

●小型かつ多機能な制御BOX

 ここまで特徴をまとめてきたが、「Coral Edge BOX」に感じたイノベイティブな部分は、これまではSierなどが個別に製品を選んで大型化しがちだった制御BOXを小型化し、さらに運用者の手間を削減しつつ、ネットワークカメラシステムの遠隔地からの死活監視ができるという、多機能性にある。

 オールインワンにすることで、小型化と低コスト化を実現し、設置業者、導入・運用者、メーカーの三者にとってメリットがあるソリューションといえるだろう。
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《防犯システム取材班/小菅篤》

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