その中でも、LTEや3G、GPSといった既存の通信ネットワークを利用しないビーコンなどを活用したサービスは、ランニングコストを抑えた運用ができたり、既存の通信ネットワークで難しかった室内や、地下、ビル内での位置情報の正確な取得ができるということを大きなウリとしている。
そうした課題の解決に貢献しそうなのが、かがつうが「LIGHTING FAIR 2017」に参考出展していた「IoT防犯システム」だ。
かがつうは、LED防犯灯・街路灯などの照明機器を手がけるメーカーで、防犯灯などにIoT技術を組み合わせることで、見守りサービスのサポートに活用してもらおうというのが今回の提案となる。
現段階では、参考出展のため、コンセプトのみが明らかになっていた格好だが、防犯灯の中に受信端末を搭載し、各種見守りサービスの携帯端末の電波を取得させ、正確な位置情報の取得に役立てようという狙いがあるという。
また、IoTという面では、防犯灯自体に通信機能を持たせることで、故障情報などの遠隔保守管理も可能になったり、スピーカーを内蔵することで、災害時の音声案内、防犯目的での警告や呼びかけなどの遠隔制御も想定している。
「LIGHTING FAIR 2017」を皮切りに、見守りサービスなどを提供しているパートナーとなりうる企業を探しながら、製品化を目指しているとのこと。