手軽さはそのままに性能アップ!家庭用IPカメラ「Arlo PRO」
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同発表会では、同社が展開する高速ルーター「Nighthawk」、家庭用IPカメラ「Arlo」、トライバンド・ホームWi-Fiシステム「orbi」の3ブランドの新製品を発表し、同社の成長戦略なども語られた。
ここでは、家庭用IPカメラ「Arlo」シリーズの新製品にフォーカスして詳しく紹介していく。
●従来品の課題を解消した新製品「Arlo PRO」
そもそも「Arlo」は、完全防水&配線いらず、さらにはクラウドに7日間無料で映像保存できることをウリに2015年に夏に発表された。
実は筆者も自宅の駐車場の防犯監視で「Arlo」を設置したいちユーザーなのだが、なんと言っても工事&配線不要で取り付けられ、さらには、カメラ2台セットでも30,000円ちょっと(amazon調べ/9日現在)で買える点が大きな魅力といえる。
画像に関しても最大1,280×720のハイビジョン画質で、各種設定や映像確認を行えるアプリに関しても使い勝手がよく、費用対効果が高い印象を持っている。
ただ、気になる点がないわけではない。動態検知で録画された映像を見ると、確かにしっかり写っているのだが、検知→録画にわずかながらもタイムラグ(0.5秒ほど)があるため、“人が写っているところから映像が始まる”というのが若干の不満だった。
また、従来品だと音声が保存されなかったり、乾電池(CR123A×4個)式のため、最大半年の電池寿命とはいえ、乾電池代という目に見えるランニングコストがあることは気になっていた。
しかし、今回発表された「Arlo Pro」では、いちユーザーとして気になっていた課題を軒並み解消。「Arlo」からの変更点としては、下記の点が挙げられる。
・乾電池から専用Li-ionバッテリーに変更
・視野角が110度から130度に拡大
・動態検知に加えて音検知でも録画開始
・双方向オーディオ機能を追加
・ベースステーションに大音量のサイレンを搭載
・ベースステーションのUSBポートからローカルストレージにバックアップ可能
実際にデモンストレーションを見て、進化を感じたのが音検知で録画を開始するという点。同社のエレベターホールに「Arlo」と「Arlo Pro」を同一環境で設置した場合の録画映像の比較をしたところ、「Arlo Pro」では、エレベーターの起動音を検知した段階で録画を開始するので、従来品で不満だった“人が写っているところから映像が始まる”という問題を解消していたのだ。
また、製品の担当者によると、動態検知に使われるセンサーに関しても、従来のものより大型化し、さらに「Arlo」の発表から2年の歳月が過ぎた現在では、センサー自体の性能も向上しているという。
ちなみに「Arlo Pro」は、既にAmazonなどで予約を開始しており、6月中には順次発送される予定だ。想定市場価格は、49,980円(カメラ2個セットの場合)。既に「Arlo」を導入していれば、「Arlo Pro」のカメラ単体での追加導入も可能となっており、アプリに関しても従来品と同一のアプリを使う。
発売時期が明確になっているのは、紹介した「Arlo Pro」だけとなるが、ベビーモニターや見守りカメラとしての利用を想定した「Arlo Baby」、Wi-Fi対応に加えてLTEにも対応した「Arlo Go」などの発売も予定しており、日本で販売するために必要な各種認定を取得次第、市場に投入されるそうだ。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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