HDRに高速ネットワーク対応!ドコモ2017年夏スマホを徹底分析
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■スマホの動画再生が一段とキレイになる?「HDR」対応スマホ3機種
本日ドコモが開催した発表会の冒頭、吉澤和弘社長は「HDR」という耳慣れないキーワードを口にした。「HDR」とは「High Dynamic Range」の略で、デジタル映像を高画質化する技術だ。家庭用の薄型テレビでは徐々に認知が広がっているが、HDR対応の新しいスマホが一斉に発表される機会はこれが初めてになる。
HDRに対応した機器、目で見たクオリティにより近い映像を再現できるのが特徴だ。その違いを味わうためには、コンテンツとディスプレイの両方がHDRに対応している必要がある。今回ドコモの発表会ではHDR対応のスマホが新たに4機種発表されたほか、今夏からはひかりTVやdTVの動画配信サービスでスマホ向けのHDR映像コンテンツが公開されることも明らかになった。
対応する端末はソニーの「Xperia XZ Premium/SO-04J」、サムスンの「Galaxy S8+/SC-03J」「Galaxy S8/SC-02J」とシャープの「AQUOS R/SH-03J」の4機種。
発表会場ではHDRの映像と、従来の映像を並べて表示するデモンストレーションをそれぞれの端末で体験することができたが、映像の明暗のコントラスト感や色の鮮やかさは明かな違いが感じられた。ソニーが2015年秋に初の“4Kスマホ”「Xperia Z5 Premium」を発売した時には、スマホ向けの4K映像を見て正直その違いがいまひとつ伝わりにくく感じたものだが、HDRとそうじゃない映像の差は誰の目にも明らかに映ると思う。
ひかりTVとdTVでは、現在の利用料金を据え置いたままHDRのコンテンツを配信する方針を固めている。スマホによるHDR再生の実力を体験するためには、スマホの本体とコンテンツの両方を揃える必要があるので、敷居は少しでも低い方がありがたい。あとはHDRスマホの売れ行きが順調に伸びれば、HDRの価値が多くのスマホユーザーに知られることになるだろう。
《山本 敦》
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