同作では、作家を目指す青年チャン(キム。ジェウク)との年の差を超えた究極の愛をテーマに、遺伝性のアルツハイマーに侵され、人生の終焉に向き合うことを余儀なくされ女性小説家(中山)の人生最終章が描かれる。
中山と同い年で、子供の頃はアイドルとして見ていた中山と初対面した新垣も感激しきり。楽屋で、自身が所属するロックバンドにボーカルとして参加してもらう約束をしてもらったそうで、「美穂さんとユニットを組みます!」と宣言して、観客の笑いを誘った。
一方の永瀬とは30年来の仲だそうで、中山は「台本に名前が書いてあって、『あっ、永瀬くんだ!』と思って連絡したら、『美穂がやるから(俺も)やるんだよ』と言ってくれて、有り難いなと思いました」としみじみ。永瀬は「永瀬くん」という呼び方は「対外的」とぶっちゃけつつも、「昔から知っている仲間のうちの一人だったので、彼女が主役ということで是非と(引き受けました)」と語っていた。
その後、チョン監督は撮影現場でスタッフ・キャストが「おはようございます」の代わりに、「お久しぶりです」と言っていたことを明かすと、『Love Letter』の名台詞「お元気ですか」と同じように、「お久しぶりです」が流行ることを希望。その言葉を受け、MCから「お久しぶりです」のコール&レスポンスを提案されると、中山は観客に次いで、「お久しぶりでーす!」と笑顔で手を振り、会場を沸かせていた。