夏帆、昼は女教師、夜は娼婦役を....とのリクエストに苦笑い
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
会場に登場した夏帆は、「隣にいる友人が、かつて世間を震撼させた事件の元少年Aだったら」という、難解なテーマを扱った同作に対して、「正直即決で決められた訳ではなかった」と少なからず出演への迷いがあったことを告白。一方、瀬々組には以前から憧れを抱いていたようで、「以前、別の作品でご一緒したスタッフの方が、『今までで一番印象に残っているのが瀬々監督の現場だった』と話されていたのがすごく印象に残っていて。初めて瀬々組に参加させていただけるのがすごく楽しみでした」と、役への不安よりも興味が勝ったオファー当時の心境を吐露した。
また、現場では、瀬々から常々「『限界を超えてくれ』と言われていた」と明かした夏帆。壮絶な過去に人生を振り回される美代子というキャラクターに対しては「もし恋人または惹かれている相手が、過去に大きな罪を犯していることを知ったら私自身はどういう選択をするのだろう、と撮影中もずっと考えていましたが、答えはまだ出ていません。理想では一緒に生きていきたいのですが、現実では沢山の障壁があるんだとも思いますし…。撮影が終わった時も、これで終わりかぁといった感じで(笑)。最後まで役柄を完璧に掴めてはいなかったと思います」と役作りへの苦しみを打ち明けた。
イベントの中盤には、観客とのティーチインを実施。男性ファンから、「美代子は、夏帆さん以外の女優さんを想像しづらいほどだった」との感想が飛び、夏帆が照れ笑いを浮かべる一幕も。また、「瀬々監督は、もし次回夏帆さんを主役に映画を撮るならどんな役を演じてもらいたいか」との質問に「『ミスター・グッドバーを探して』(78)のような、“昼は女教師、夜は娼婦”みたいな役とか...」と瀬々が回答すると、夏帆は「んー...」とさすがに苦笑い。これには瀬々も「まずい!」と焦り、「セクハラだとは思わないでください!」と懇願し、場内には笑いが起きた。
最後に、夏帆が、「正直、賛否はあるかと思いますが、もし観ていただいた方の心に何か引っかかるものがあれば、家族やお友達にも伝えていただいて、皆さんで話してもらえたら嬉しいです」と呼びかけて、イベントは閉幕した。映画『友罪』は、現在公開中。
《KT》
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