大坂選手は「日産ブランドアンバサダー」として、同社のブランドイメージを高めるため、グローバルで広告やイベントなどに起用される。大坂選手のツアーには『リーフ』など日産車も提供する。契約期間は2018年7月から3年間。大坂選手はタイミング良く今月の全米オープンで、日本選手としては初めてテニス4大大会の女子シングルス覇者になり、日産にとって願ってもない発表タイミングとなった。
星野専務は、大坂選手起用の狙いについて「世界のトッププレイヤーたちと熱戦を繰り広げる大坂選手のチャレンジしている姿は、電気自動車(EV)の普及や自動運転化技術に取り組む日産のチャレンジングスピリットやグローバル企業として世界に挑む姿勢と共通するものがある」と、指摘。そのうえで「女子テニス界を一変させ、世界の女王へと歩み始めた大坂選出を日産の全社員で応援していきたい」と語った。
発表会の司会者から運転したい日産の好きなクルマを聴かれた大坂選手は「白の『GT-R』」ときっぱり。これに対し、星野専務は「GT-Rですか……」と、やや躊躇したものの、「差し上げましょう。ただしモンスターカーなので運転には気をつけてください」と応じた。
大坂選手からはサイン入りの愛用ラケットがプレゼンされた。大学時代までテニスに打ち込んだという星野専務は、早速このラケットで大坂選手とのラリーを披露した。