夏川りみ、『涙そうそう』との出会い語る 曲に秘められたある物語とは?
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2000年に開催された沖縄サミット。このテレビ中継を見ていた夏川は、そこで同じ石垣島出身のBEGINが歌っている場面を見かけたという。小さい時から可愛がってもらっていたという3人に「私も頑張りたい」とそのまま見ていると、彼らがある曲を歌い出したという。それが『涙そうそう』だった。
これに対し夏川は「この曲を歌いたい」と感動。さらに後日、東京・渋谷で行われたBEGINのライブに足を運んだ際、先日の『涙そうそう』を再び耳にして「やっぱり歌いたい!」と改めて思ったのだとか。
ライブ終演後、3人にカバーをしたいと懇願するも、彼らはやはり譲れなかったようで、新たに彼女のために1曲制作したという。それでも彼女は『涙そうそう』にこだわり、最終的にカバーすることが決定。レコーディングの本番前、サビを軽く歌っていたところ、彼らから、この曲が作られたいきさつを初めて打ち明けられたという。
それは、BEGINが作ったメロディと、沖縄の言葉で「涙がとめどもなくあふれる」ことを意味する「涙そうそう」という曲名から、森山良子が若くしてこの世を去った兄への思いをつづった歌詞であることが判明。
曲の裏にあるエピソードを知った夏川は「この曲は自分が歌ってはいけない」と思い直しつつも、時間をもらって歌詞を何回も読み直し、レコーディングを再開。すると彼らから「りみ、今の歌い方だったら、届くよ」とOKをもらい、無事歌い終えることができたと語っていた。
この話を聞いた久本雅美は、「こっちも『涙そうそう』になりそうだった。そういうドラマがあったんだ」と驚いていた。
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