番組では岡本氏が外務省を退官後、橋本内閣の時に政府と沖縄のパイプ役を務めたほか、小泉内閣でも総理補佐官としてイラクの復興支援に携わったことを映像で紹介した。最後の出演は3月22日。新型コロナウイルスと米経済について解説し、「リーマンショックの時よりももっと深刻」としながらも、スタジオに飾られた花を指さし、「後ろに咲いている花のように素晴らしい日がまた返ってくることを祈りましょう」と語ったのが最後の言葉となった。
大宅映子氏も「肩書きは外交評論家だったが、それだけじゃなくビジネスも政治も分かっている人。『日本は発信力が弱い』と言っていた。今一番大事な人だったのに」と悔やんだ。