同作で猿之助は、半沢(堺雅人)に失脚させられ、常務から取締役に降格した大和田(香川照之)への復讐に燃える証券営業部長・伊佐山を演じている。ここでドラマを鑑賞したという笑福亭鶴瓶が、その圧倒的な演技に感心しつつ、「やりすぎやでホンマ」と笑った。
これについて猿之助は、7年ぶりの続編となる同作への「(視聴者の)期待値がすごい」としながら、「(前作にも出ている)中車さんのアドバイスがないといけない」と思い立ち、歌舞伎役者として九代目 市川中車を名乗る香川を頼ったと告白。
続けて彼は、自分の担当するセリフも香川にボイスメモに録音してもらい、それを繰り返し聴いていると言及。しかもそのボイスメモには、セリフだけではなく「ここはこういう言い方のほうがいい」と、アドバイスまで丁寧に入っているとも明かした。
猿之助が「それを聴いて口マネして(演じている)」と言うと、鶴瓶は「完全に(猿之助の言うセリフに)香川が入っとった」と納得。「(香川と猿之助の)2人が『半沢』を歌舞伎の世界に巻き込んでるから気持ちいい」とも。
また猿之助は、大事なシーンを撮る朝の時間にも香川がわざわざ来てくれて「すごく論理的に説明してくれる」と述べ、「ほんとに力強い」と感謝していた。