同作では、ジミー・フェイルズが主人公を実名で演じる。監督を務めるジョー・タルボットが、幼なじみであるフェイルズが体験してきた物語を自身初の長編映画として作り上げたものだ。
サンフランシスコで生まれ育ったジミーは、祖父が建て、かつて家族と暮らしたヴィクトリアン様式の美しい家を愛していた。変わりゆく街の中にあって、観光名所になっていたその家は、ある日現在の家主が手放すことになり売りに出される。彼は自分の心の在り処であるこの家を取り戻すことができるのだろうか……?
今回解禁となった映像は、主演のフェイルズほかキャストたちと、タルボット監督が作品について語る様子と、映画の本編シーンを繋いだフューチャレット映像。冒頭はタルボット監督とフェイルズ、親友であり、幼なじみである2人の語りから始まる。実名で主人公を演じるフェイルズの実体験に基づいて紡がれた本作。急激に変わっていく街・サンフランシスコで、たったひとりの親友とともに、かつて家族と住んだ家を取り戻そうとする青年・ジミーの物語は、2人の何気ない会話から始まっているという。
タルボット監督は、フェイルズの実体験を聞きながら、急速に変化していく街の姿をスクリーンに留めておきたかったと語っており、フューチャレット映像でも差込まれる本編カットの数々から、そういった焦りと街への愛情が垣間見える。
『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』は10月9日(金)より全国公開。