ロンドンブーツ1号2号・田村淳が、3日配信のYouTubeチャンネル『ロンブーチャンネル』(登録者数 57.5万人)に出演。東京オリンピック・パラリンピックの聖火ランナーを辞退することを発表した。
愛知県にある犬山城が「一番好き」と公言していたことがキッカケで、犬山観光特使に就任していた淳。今回の東京五輪でも、犬山城下を走る聖火ランナーに任命されていた。
動画の中で淳は、聖火ランナーの辞退については、すでに「事務所を通じて事務局に伝えた」と、通達済みであると言及。それに至った背景として、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長の名を挙げながら、「(会長の)インタビュー・記事などを見て、『オリンピックはコロナがどんな形であっても開催する』という理解不能な発言をしていた」と語った。
また森会長はさる2日、自民党本部で開催された東京大会実施本部合同会議の役員幹部会の中で、芸能人の聖火ランについて持論を展開。「人気のあるタレントはあまり人が集まらないところを走ったらいいじゃないか。田んぼ(沿いの道)で走ったらいいんじゃないか」と、“密”を避けるための対策を提案していた。
淳は「こういう発言を、冗談なのか何なのか分からないが、ポロッとしてしまうところが、昔から変わっていない」と指摘。そして、「こういうところが人の気持ちを削ぐというか、どうしてもそこに同意しかねるということで(辞退した)」と語った。
また、この会長の発言について「田んぼをやっている農家の方にも失礼だと思う」と異論を唱えた淳。「沿道に人を集める必要がないのであれば、タレントは身を引くべきだと感じた」とも告げ、「犬山市の方には任命して頂いて有り難い」としながらも、「個人的に考えた結果、聖火ランナーは辞退させて頂こうと思っております」と語っていた。