テリー伊藤、緊急事態宣言巡る野田洋次郎ツイートに「全部正論だと思うが…」

　タレント・演出家のテリー伊藤が25日放送の『サンデー・ジャポン』（TBS系）に出演し、新型コロナウイルス感染拡大に伴う三度目の緊急事態宣言と、それに対するロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎のツイートに言及した。

　野田はツイッターに「ここ1年間の考察や反省や説明が何もない状態で3回目の緊急事態宣言なんて聞く気になれねぇ」と政府の対応を批判する一方、「僕自身、何が正解かなんて分かりません。『正しさ』が日々変化し続ける状況の中、共に考え前に進んでいきたいと強く思います」などと投稿していた。

　テリーは「僕は彼の言っていることは全部正論だと思う」としつつも、「ただこれをあまり信じちゃうというか、思っちゃうと、本当に聞く耳を持たなくなっちゃうでしょう。ここは正直言って、政府のやり方に悔しい思いあるでしょうけど、ここは耐えるしかない、2週間。そうしないと、聞く耳を持たないと言って聞かなかったら、また誰かに迷惑をかけちゃう」と述べ、野田のメッセージの一部が切り取られて悪影響を与えることを懸念。

　さらに、「『正解が分からない』という言い方をしているが、正解はある。感染しないようにそれぞれが努力すること。それが一番大切で、ここでテーブルをひっくり返してもしょうがない」とした上、野田に対して「もう少したってから、『ふざけんな』ともう一回言った方がいい気がする」と呼びかけた。

　MCの爆笑問題・太田光も「野田君はおそらくテーブルひっくり返そうという反論だけじゃなくて、若い人に頑張ろうよというメッセージも同時に言っている」と指摘。3時のヒロインの福田麻貴も「（野田は）若者のカリスマみたいな存在。そういう人が発信すれば若者が興味持ってくれると思う。全文読むと、結構多面的に説明していて、若者からこの『聞く気になれねぇ』だけ捉えられないか心配だ」と語った。

　一方、実業家のひろゆきは、野田が「この1年間の考察や反省や説明が何もない」と批判している点に、「情報が出てないと言っても、尾身会長とかちゃんと正しいこと言ってるし、探せばいろんな情報が出ている。調べてないのを出てないと言うのはどうか」と反論。

　さらにひろゆきは「個人のそれぞれが頑張っても解決した国はない。ヨーロッパは頑張りましょう、ダメでしたとなっている。シンガポール、香港、中国、台湾とかは、全部、ITとか個人の権利を制限して、外に出ちゃいけませんよとか位置情報を記録してくださいとかやった国だけが（感染を）抑えられている。あとはニュージーランドオーストラリアやみたいに、外国人一切入れませんみたいな…」と例を挙げ、「政府に強権を渡すしか実はやり方はない。個人が悪いんだという方向にするのは間違っている」とも指摘した。