映画のオーディションに一般応募し、俳優デビューした仲野。「親にそれを言うのは恥ずかしかった。言えばオーディションに連れて行ってももらえる状況だったが、この環境の中ではやりたくないと思った」としながらも、「最初から両親ともに応援してくれていた」と話した。
父との関係については「ただのファンですからね、僕の。2世俳優と親との美しき関係性とは違う。溺愛ですね」と語り、「放送終わったらメールすぐ来る。『きょうも良かった』とビックリマークビックリマークで」と、テレビ番組出演のたびに父から絶賛されることを明かした。
仲野はまた、「俺のことは外では話すなと何回もくぎを刺しているんですよ。10代の頃とか、2世俳優だと色眼鏡で見られるのが嫌だったし」と語った。そのたびに父の英雄は「俺からはそんなことは言わないし、俺とおまえは別だから」と言っていたにもかかわらず、ある日から「今夜、仲野太賀が出ます。ウチの次男が」と宣伝するようになったという。
芸名を以前の「太賀」から「仲野太賀」に変え、親子の関係を公にした理由については、「もういいかなというタイミングもあったし、それまで自分の父親の話とかしたくないと思っていたけど、自分のしたくないなという気持ちよりも、せざるを得ないなという、オヤジの愛情が勝った」と話した。