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2月4日公開の映画『大怪獣のあとしまつ』のイベント「東京スカイツリー点灯大作戦」が24日に開催され、主演の山田涼介とヒロインの土屋太鳳が登壇した。
暴れ狂う大怪獣に、逃げ惑う人々。突如、ヒーローが現れて世界を救う。それは、子供の頃に誰もが憧れた、特撮映画でお決まりの展開。しかし、倒された怪獣の死体処理は、果たしてどうなっていたのか?同作では、そんな「誰もが知る“巨大怪獣”の、誰も知らない“死んだ後”の物語」を史上初めて描かれる。監督・脚本を「時効警察」シリーズなどで知られる三木聡。さらに、特撮監督に「仮面ライダー」シリーズの佛田洋、怪獣造形を「平成ゴジラ」シリーズや「ウルトラマン」シリーズなどで知られる若狭新一が手掛けた。
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イベントは、飛び出す大怪獣の装飾が施された東京スカイツリー天望デッキにて開催。登壇した山田は「スカイツリーに来るのは初めて。映画の中では高いところに居るんですけど、実際の僕は高いところが苦手です。今日はなるべく後ろ(外)を見ないで、前だけ見るようにできればと思います」と話し、笑いを誘った。対して土屋は「よく元気がない時や悩んでいる時に友人とスカイツリーに来て『頑張ろう』と話していたので、まさか大好きな場所で作品のお話をできるとは思っていなかったです」と喜びを語った。
劇中では、2人とも大怪獣の「あとしまつ」を任命される。死体処理ではあるが怪獣に立ち向かうという点では、ヒーローとヒロイン。そんな作品の内容にちなみ、理想のヒーロー像とヒロイン像を聞かれると、山田は「父さんがヒーローじゃないけど、理想的な歳の取り方をしているなと思っていて、背中を見て育ってきました」と告白。「おチャラけたところもあるので、そういうところも似てしまったけど、父は男として芯が通っていて、かっこいいところもあります」と、父親が理想のヒーローだと語った。
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土屋は「リアルで言うと、いまテレビの報道で拝見する医療従事者や研究者の方々が闘っているので、ヒーローでありヒロインです」とコメント。続けてフィクションでは「私はずっと特撮作品を観ているので、その中で諦めずに生きて行こうとするキャラクターにやっぱり憧れます」と話し、まさに同作に登場し、自身が演じる雨音ユキノもその一人であると明かした。
続けて、「完成した作品を見て、思わず笑ってしまったシーン」の話題に。山田は「やっぱり西田(敏行)さん含め大臣サイドの方々が本当にしっちゃかめっちゃかでした」と明かしながら、その中でも「西田さんが『もうやだね~』と叫ぶシーンがあって、あそこは偉い人がそんな言い方しないでしょ!と笑ってしまいました」と発表。一方の土屋も「私もやっぱり大臣サイドで、後先考えずにやりたいことをやっている感が面白かったです」と力説。「六角精児さんが怪獣の名前を発表するシーンがあるんですけど、妙に既視感があって、これ大丈夫なのか!?」と、特に笑ってしまったシーンを明かした。
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トークを終えると、イベントの本題「東京スカイツリー点灯大作戦」へ。ステージ上にモニターが設置され、ふたりに謎解きミッションが出題された。問題の内容は空欄に言葉を埋め、また新たに言葉を導きだすというもの。練習用に出題された問題から格段に難易度が上がって、「急に難しい!」と2人とも四苦八苦。ヒントをもらいながらも最後は山田がひらめき、無事ミッションは成功した。答えは大怪獣の名前である「きぼう」。山田が代表して壇上にあるスイッチを押すと、モニターに映し出された東京スカイツリーが上から緑色に変化していき「大怪獣カラー」に染まった。所々に赤色もあり、「一色かと思ったけど、こんなに細部まで変えられるんだ」と山田は感動を語った。
最後に、山田は「特撮が大好きな方も、特撮をあまり見たことがないという方も、みんな特撮を好きになってもらいつつ、最高のエンターテインメント『大怪獣のあとしまつ』を楽しんでほしいです。そして、最後の大どんでん返しに驚いてほしいです」と話し、イベントは締めくくられた。